気がつけば結構、久しぶりになってしまったこの始まり。 この物語の主人公は俺、真島 志摩。 どっちからでも『ましましま』と読める名前の俺。 『お疲れ様&ありがとう&これからもよろしく』という意味が込められた今回の慰安旅行。 社員は引率者として、俺もアリカ班のみんなと一緒に海へやって来た。が、
「じゃあホテルの方には、まひるんとふかみんがいれば大丈夫だから。そっちのこと頼んだよ。」
「はいっ。お任せ下さい徹夜先輩。」
「・・・へっ?」
その裏側はと言いますか。 その俺側はと言いますか。 1日目。ホテル到着するや否や、さっそく俺と兄の徹夜だけ別行動。
「さて、じゃあ志摩くん。僕らはこれから車レンタルしに行くよ。」
「待て待て待て待て待て!あの2人だけホテルって、俺らは!?」
「んー、レンタカーの車で車泊かな。」
「なんでだーっ!!!!」
「ここから1番近い道の駅に銭湯があったから、お風呂のことは心配しなくていいよ。寝冷え対策に、ブランケットも会社から借りて持ってきてるし。」
最寄のレンタカーの店から、車を借りに行くことに。
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