色んなことがあってあんなに忙しかった7月も昨日でおしまい。 今日から月日は8月へと変わり、季節も夏本番真只中。 暑い暑い夏がさらに本気を出してきた。
「ほら。缶コーヒー。微糖。これでいいんだろ。」
「わー、ありがとう志摩くん。」
そんな暑い8月でも志摩は、兄でもあり上司でもある徹夜にパシられることは今までどおりと変わらず。 あれからのそれからでも大きな変化はなかった。
「今日も朝から暑いね〜。これだけ暑いと室外に出るのが億劫になってくるよね。」
「今のさっきまで人をコンビニまでパシらせた人が何言ってんだ。」
「よし。今日の昼は冷やし中華にするかな。志摩くん、もう1回コンビニに行って、冷中と何かテキトーにおにぎり買ってきて。ついでに自分のも買ってきていいから、自分の財布で。」
大きな変化は本当に本気で特にないのだが、こんな猛暑でも徹夜のご命令は絶対。兄のクソっぷりも大概にしてほしいと強く思う志摩だった。
「よろしくね〜♪」
(いい加減にしろよ、このクソ兄貴。)
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