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CRO×QUAR
夢の続きを歩き出す彼らの物語
[アイドルグループ仲良しコメディ]


登場人物紹介
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Act.48 感謝祭ライブのお話(中編)(1/3)
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中編はリライトチームがメイン

チェリーストーンの設立を祝う感謝祭ライブ当日ちょっと前。
クロスカルテットのキィとエヴァ、リライトのイブとユウ。2と2で計4人集まったところでリライトチームとして、余興枠の練習が今日から始まった。

「なるほどー。あの日オレ休みだったから、まひるん先パイから話だけは聞いてたけど。リライトの余興ってホントにクロスカルテットの2人がつくんだね。」

「うん。今回はまひるんが、勝手におでんしてこうなった。」

「仕組み企み100%の籤引かせて、選びたい放題。取りたいものだけGetしてたデスよ、まひるん。」

「なるほど。それでおでん!まひるん先パイ、徹夜先パイたちを差し置いて抜駆けしたってことだね。」

しかし本番まで時間も日付もないから急ピッチ。
真昼の指導を中心に朝陽も補佐しながら、完璧をより完璧に仕上げていきましょう!

「イブもユウも朝陽くんも人聞きの悪いこと言わないで下さい!キィちゃんもエヴァも引いちゃってるじゃないですか!」

「「・・・・・・。」」

この組み合わせに、仕組みや企みが100%仕込まれていたとしても。



リライトからの復讐

リライト2人が曰く、この組み合わせは真昼によるGW合宿のリベンジだと言う。

「でもそれ言うなら、あの時って本当は僕とアズじゃなくて、僕とエヴァにしたかったの?まひるん。」

「いえ。あれはあれでとても良く完成してましたから、そういうわけではないです。アズもキィちゃんもすっごく頑張って下さいましたし。」

「NO、NO、NO。『とてもよく完成させた』が、ピンポンデース。」

「ん゛んっ。イブ、ちょっと黙ってて頂けませんか?」

補足というフォローを入れてきたが、そこには余計な言葉がいっぱい。

「リベンジっていうのは、そのまんまの意味。せっかくマンツーマンで指導してたのに間延びした奴がいたから、すっごい根に持ってんの。だからまひるんの復讐、身をもって思い知れよエヴァ。」

「・・・本当にごめんなさいでした。真昼さんになんてお詫びしたら。」

「ああ、もう!ユウも黙ってて下さい!」

けどそれはイブユウから送られた真昼への今までの仕返し。
目には目を、歯には歯を、仕返しには仕返しを。相殺させず、ここぞとばかりに打ち返し重ねる。
そんなとこからも3人の仲の良さが表れていたのだった。
・・・否定がない部分は、そういうことってことでいいのかな?



高身長な彼らをプロデュース

クロスカルテットの2人が、変な誤解を招かぬよう。仕組み100%企み100%だった訳を、改めて説明する真昼。

「ただキィちゃんとエヴァで、リライトと組み合わせてみたかっただけです。皆さん高身長ですので、魅せ方ひとつで軍抜きするほどの魅惑的なパフォーマンスが出来るんじゃないかと思いまして。」

きっかけはGW合宿の最中。
あの日から何らかの企画、プロジェクトとしてプロデュースしたかったと明かした。

「僕これでも背大きいと思ってたのに・・・。この4人でいると、僕が1番低いから不思議な気分が生まれるんだよね。アズとかも僕らを見てるときってこんな気持ちになってるのかな?」

キィが178cm、エヴァが187cm。
イブが180cm、ユウが181cm。
男性の平均身長(総務省2018年データ)を、4人とも全員揃って余裕で越えていらっしゃる。
こんな絶妙なプロポーションを持つ男共。生かすも殺すもプロデューサーの腕次第だ。

「あっちはチビッ子揃いだからな。ならこっちはアダルト・・・一歩手前ぐらいでいく?」

「Oh、Yeah!Sexy playばっちこいデース。」

そういうわけでリライトチームのテーマ『セクシー』に決定。
色っぽく艶やかに、大人びたパフォーマンスで挑むことにしたそうだ。



リライトチームテーマはセクシー

「で?まひるん。俺らに、何してほしいの?」

「こういうのなんて如何です?」

「YesYes!さすがまひるん、Niceidea♪」

その話の決定打は、主にリライトと真昼と朝陽。
いつもこんな感じで話し合いながら、自分らが歌う曲や振付けを決めているのかな?
その光景を見られるのは、クロスカルテットにとって貴重な経験にもなるから、とってもいいこと。

「まひるん先パイ、これ高校生には刺激強すぎてない?リライトは慣れてるからいいけど。」

「これぐらい序の口ですよ。クロスカルテットにも必須技能ですから。今回のところはお勉強して頂くっていうことで。」

だけどー・・・。

「あの4人、なんか会話ヤバくない?」

「どんどん話進んでいくな・・・。」

「どうしよう、断ったりしたら怒られるかな。」

キィもエヴァも勢いについていけれず、4人に置いてきぼりされてしまっていた。



セクシーがテーマなので・・・

そしてやることが決まれば、瞬く間にリライトチームのレッスンが始まる。
ボーカルパートはメインのリライト2人だけ。なのでそれはリライトだけがいるときにやればいい。
今は4人いるときでしか出来ないことを優先的に。振付けがメインとなった。

「ほら、もっと腰使え腰。後ろから合わせてやるから。」

「・・・ぁ!ユウさん、ちょっとそれは。」

「あ?教えてやってんのに文句あんの?言ってる暇あるならちゃんと動かせって、ほら!」

エヴァはユウと。

「待って待ってイブ。なんかちょっとエッチだよコレ!?」

「アダルチックなSexyデスから、エッチNOでは困りマース。最高潮なエクスタシーをWelcomeしてください。」

「エクスタシー!?え?え?僕らそんなことまでされちゃうの!?」

キィはイブと。
2人の立ち回りが珍しく?ちょっとぎこちないので、イブユウがそれぞれ1対1方式に分かれて調整させていく。

「俺らはまだまだ優しーって。どうせまた妥協許さず、直ぐに激しくなってくるんだから。」

「鬼畜なHARDは、まだまだこれからデス♪ね?まひるん。」

「そうですね、あまり時間はありませんから。イブ、ユウ。お2人にきっちり教え込んであげて下さいね。」

「大事なのは抵抗よりも受け入れ。それ次第で辛さも苦しさも全部、快感に変換されるから。怖がることなんて何もないよ?」

テーマがセクシーなので、ちょっとだけ調子こいて危ない発言させました。
テーマがセクシーなので、許して下さい・・・。
セクシーがテーマなので!!!



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