「はいはい、アリちゃん。お仕事行くよ。」
「いぃやぁだああああああ!!!」
イブとユウに引きずられながら、本日の仕事に向かわされたアリカ。 最後の最後まで必死に嫌がって、いつまでもヤダヤダ駄々こねてうるさくて、いつもの彼は完全にどこへいってしまっていた。
「あの、大丈夫なんですか?アリカさん。」
「お灸だから大丈夫。アリカを反省させるなら、この手が1番効くから。こっちも色々と凄く大変な思いしたからその仕返し。」
そんな彼の姿を見て心配に思うエヴァ。 けど、
「アリカさん、あんなになってまで徹夜さんとお仕事したかったんですね。」
「うん?あっはははー。そうだね。エヴァから見たら、そうなっちゃうよね。」
そう思っていたのは一瞬だけ。
「それより今日、どうしようか?」
徹夜の『それより』に掻き消され、あっという間にエヴァの関心はアリカから徹夜へ移った。
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