「う〜っ。改めてってなると恥ずいよキィちゃん。」
「大丈夫だって。僕とエッチで作ったんだもん。ダッサイのだけは百の承知。」
「だからキィちゃん、エッチはやめて。それにダサくないから。ちゃんとカッコイイやつだから。」
もう一度コンパスで方角調べて、それぞれの方向に合わせて円陣を組む。
「えいちゃん、きぃちゃん。どうやったらいいの?」
「じゃあ右手をグーにして出して。」
「最後だけ僕に合わせて言うんだぞ。エ・・・ッ、エーチ頼んだ!」
「キィちゃんの呼ばれ方不安だな、もう・・・。よっし、いくよー!」
東はエーチ。西はアズ。南のキィ。北はエヴァ。 そしてそれぞれの方向から交わった4つの拳。 クロスカルテット、リーダー・エーチによる円陣の掛け声が放たれた。
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