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CRO×QUAR
夢の続きを歩き出す彼らの物語
[アイドルグループ仲良しコメディ]


登場人物紹介
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Act.5 カリスマ残念エロス王子の話(1/2)
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優雅な朝

キィこと南浦 桔平は先祖の代から長く続く大財閥の社長の息子。
豪富家庭育ちで何不自由のない優雅な生活を送っている。

「おはようございます、桔平様。」

家では家政婦のメイドさんも数人雇っており、いつも何から何まで面倒を見てもらっているのだ。

「おはようさんですよー。」

ちなみに南浦家は父も母も兄二人も美麗な容姿をお持ち。
目の保養にしては勿体なく素敵すぎの贅沢すぎて、ここで働くメイドさんたちも毎日うっとりしてしまうため別に意味で、優雅な生活を送っている。



残念エロス王子

家政婦のメイドさんにあれこれそれこれ。身の回りの身支度をさせていた時のこと。

「あれ?お姉さん新人さん?初めて見る顔だね。」

「!」

キィが見覚えのない入りたてのメイドさんに興味を示したのだ。
だが、

「お姉さん。おっぱいサイズいくつ?」

「!?」

「予想としてはガッカリサイズ?パッドで誤魔化してるのが丸分かりで、実にもったいないって感じ。なくても需要はあると思うのにな〜。」

せっかくのセレブな美麗系男子なのに、オブラードがないセクハラ発言によって台無しにさせる残念な王子様だった。

(嗚呼・・・。こんなことしなければ普通にカッコいい王子様なのに・・・!)



いつも一番乗り

本日のクロスカルテットの活動は、また徹夜に話があると言われ集められた。
ちなみにキィは金持ち校で有名な柿崎大学付属高等学院に通っている。
今日の授業が終わり放課後になると、キィは家の高級外車で送ってもらい事務所の中で皆を待つ。

「♪」

今日もメンバーの中で一番乗り。
さぁ。自分の次は誰が来るのかな?
この一時が楽しみで気に入っており、いつも一番最初に訪れるキィなのでした。



キィとアズ

キィの次に訪れたのはクロスカルテットのメンバー二人目、アズこと西野 梓。

「おはよ・・・、きぃちゃん。」

「うぃっす!」

相変わらず眠たそうな顔でご登場。
そんなアズとは対称的で、いつだって元気元気なキィ。

「きぃちゃん今日も元気いっぱいだね・・・。」

「そりゃもちろん!」

「いいな、羨ましいな。」

それを褒めらると、自慢気に鼻を高くして自身でも誇るのだった。



キィとアズ 2

「でもアズの場合は寝すぎな気がする。」

ここでおねむなアズにキィからのアドバイス。

「そうなの?」

「うん。寝すぎも眠たくなる原因の一つなんだって。」

いつかどこかで、誰かから聞いた話をアズにもしてあげる。
だいたいアズが寝すぎているのは、誰の目から見ても分かること。
空気を読まずして、どこでも眠たそうだし寝てしまう。
時にそれはそれでよくない時もあるので、アドバイスとして注意を試みたのだが。

「ふぁ。」

その間にも大きな大きな欠伸をしてしまうアズ。
せっかく話した話もあまり聞いていなかったようで、こういうことはリーダーのエーチに任せるべきだと直ぐに諦めたキィなのでした。

「うん・・・。まぁ、それでこそアズだよね。」

「?」



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