5月末週のとある日。 チェリーストーンの社内にて、志摩はとんでもないモノを目撃。
「ぐー・・・、ぐー・・・。」
なんとそこにはアリカの姿が。 事務所のソファーをベッドの代わりにして、グーグーと眠っていらっしゃったのだった。
「あの、兄貴?これはいったい?」
「ん?あぁ、アリカならそのままでいいよ。次の移動までそんなに空き時間ないから寝かしててあげて。」
「え。」
「ね。ウチのナンバーワンとは思えない行動でしょ。本当は慎んでほしいんだけどね、こういうの。せめて仮眠室で寝てくればいいのに。」
「いやいやいや。アイドルをあんな狭い部屋で寝かす方がダメだろ。」
彼に初めて会った時の感動は今でも忘れない。 けどチェリーストーンの天下に座るアイドルの寝顔を、こう易々と拝めるだなんて思っていなかった。
|