「ーーーーッ!!」
行き過ぎた小町の悪ふざけに、もちろん大激怒した真っ赤な顔の久野。 バンッとテーブルを強く叩いてガタンッと立ち上がり、この怒りを露わにして彼の胸ぐらを両手で力任せに掴む。
「比路に何言わせてるんですか!豊先輩!!」
「何って礼儀正しく(?)おねだりさせただけでしょうが。かっつぁんも『よろこんだ』のなら上出来だろ。」
「悪ふざけも大概にして下さい!!」
「あーあーやぁね、汚くて。せっかく頑張って言ったことを、お多感にお盛んな方向へ卑猥に変換しちゃう思春期の男がこんなにもいたなんて。」
けど小町には反省の色どころか「は」の字もなかった。
「本当、男子ってサイテー。」
「豊先輩だけには言われたくないです。」
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