「稚空くん、えっと・・・?」
稚空は部活入部初日の時に黒崎と会っており、お互い部員として名前を交わしてるようだが、そんな黒崎を初めて見る梅ちゃん。
「梅ちゃん紹介するね。彼は三年生の黒崎 真央先輩。ほらこの間、つかポンたちといるときにも話したけど図書室の本を全部読みきった三年の先輩いるっていったでしょ?それがこの黒崎先輩。」
「やだなぁ稚空君、そんな大袈裟に言わないで。僕が読んでるのは小説だけだよ。さすがに図鑑とか地図とか歴史の本までは読まないから全部じゃないよ。」
「いや、全部読みきってますよね。小説は全部読みきったのにまた借りにきてますよね。」
なので梅ちゃんには黒崎を。 黒崎には梅ちゃんを。 せっかくの機会だったので稚空はそんな二人にお互いを紹介。
「この間、遅れて入部してきた一年生って梅谷君のことだったんだね。」
「はい。何かとボク自身の不調でご迷惑お掛けするかもしれませんが、よろしくお願いします黒崎先輩。」
「うん。こちらこそよろしく。」
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