そういうわけでやって来ました朋也が凝視していたクレーンゲーム。
「しょうがないな〜、俺がとってやるか。茶色と鯖色のホワイトさん、どっちでもいいよね?」
「・・・え、あ。」
「お。今度はちゃんと反応した。どっちも誰かが止めたあと臭いし、動かしてみて取りやすい位置にきたやつにするね。」
朋也の代わりに司がやることとなり、朋也のために司ソロプレイの挑戦が始まった。 今回は前回と違いハイエナプレイとなったので、店員呼ばずにコインを投入。 お得意のようにクレーンを器用に動かして、今度はズラす戦法ではなく掴む戦法を実行した。
「ってあれ?司、掴むやり方はお財布に優しくないんじゃ?」
「何事にも事によって違うよ。この筐体、出口囲まれちゃってるから掴んでやらないと落とせないし。」
「あ、ホントだ。出口までちゃんと見てなかった。」
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