「って、あれ?ひろピー行かなくていいの?」
「あのゲーム嫌いだからヤダ。それに僕も休んでたいし。あとひろピーやめて。」
司・朋也を見送り、残った比路と稚空。 設けられてるベンチに二人並んで座って、一緒に休憩することに。
「ねえねえアッキー。携帯電話ってやっぱり便利?」
「小学生でも当たり前に持ってる子増えてる時代だからね〜。なになに?やっとケータイに興味持ち始めたの?」
「・・・って言うよりも寮の公衆電話から家の電話に繋げられなくて、いざっていうとき困るから。それで今度の連休で家に帰るとき買ってもらえることになって。」
「おお!ついに!なになに?機種何にするか決めた?スマホ?」
「うーん、分かんない。行ってみて、その時に決めようかな。」
近くにあった自動販売機でペットボトルのジュースを買って、しばらくそこで駄弁っていた。
「そこでスマホ一択にしないあたり、さすがひろピーだよね。今の時代に流されてない感じで。」
「僕は時代遅れじゃなくて興味がないだけだよ。あとひろピーやめて。」
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