そんなこんなで司、比路、朋也、稚空の四人は最寄りの駅からバスに乗り商店街方面へと向かう。それから30分ほどで司にとっては天国なゲームセンターに到着したのだった。
「あー。確かに広いね、ここのゲーセン。」
「でっしょでしょ?地元のゲーセンが掠れてくるっしょ?アッキー。」
「でもつかポンの場合、どこのゲーセンでも掠れず等しく天国でしょうに。」
「まあ、それもそうなんだけどさー・・・。あと、つかポンやめい。」
そして四人揃って中に入ろうとした時、
「それじゃあ行こっか。つかポン、ひろピー。」
「だからつかポンやめろ。」 「だからひろピーやめて。」
「それからー・・・『ともぴょん』も行くよ。」
稚空が朋也に対して、そう呼ぶものだから一瞬にして言われた本人、聞いてた二人はフリーズ。
「「「とも…ぴょん…???」」」
思わず三人、言葉をハモらせてまで訊き返す。
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