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青 ノ 葉
男子高校生たちのお緩い物語
[男子校全寮制][日常系青春コメディ]



#19 それぞれの身長測定(1/2)
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作者都合でごめんなさい

入学式が過ぎてから数日が経ち、並木道に咲いていた桜の花びらも風に舞って散っていき始めた今日。
青ノ葉学園の保健室にて、とある準備が一人の男性教員にて行われていた。

「さて、こんな感じでしょうか。」

その教員というのは保健医の柊 千尋。通称、チロ先生。
本日はここで全学年の身体測定をするため、出迎える全生徒のためにキレイな保健室をよりキレイに整える。

「えーっと・・・。『今回はサブタイトル通り公開するのは身長のみなのでご了承ください』だそうですが、安心してください。公開できない部分もきちんと測って記録に致してます。なので心配ありませんよ。」

温かいカフェオレを飲んで一休憩しながら、今回の話の流れを作者の代わりに説明してくれた優しい優しいチロ先生。
その優しさに甘えて言ってもらったあの言葉。

「『柊 千尋、じゅうななさい』?これでいいんですか?」

本当にありがとうございます。



一年A組 身長測定

「それでは順番に並んでくださいね。」

そういうわけで午前中の時間を使って保健室で行われる身体・・・身長測定。
朝のホームルームが終われば担任の先生に従い、一年生の順からやってきた。
まずは一年A組出席番号1番の相沢 圭から測定。

「よろしくお願い致します。」

「はい。顎はそのままにして下さいね。」

圭の身長は170cmと記録に残される。
お次は順に続いて出席番号17番の鈴木 稚空の番。

「鈴木くんはー・・・、168cmですね。」

「ちぇ。まだ170届かなかったか〜。」

稚空の身長は168cmと測定された



一年B組 身長測定

一年A組の身長測定が終わると、今度は一年B組の生徒が保健室にやってきた。
こちらも出席番号順に3番の梅谷 瑞希から測定された。

「えっと梅谷くん、163cmですね。」

「あ、よかったです。少しだけですがまだ伸びれました。」

梅ちゃんの身長は163cm。
余談ではあるが以前より1cmだけ伸びたようだ。
続いて出席番号8番の後藤 朋也の番。

「後藤くんは178cmですね。」

「・・・ありがとうございました。」

こちらも余談ではあるが現時点で一年生の主要人物内では彼が一番背が高いのだ。



一年B組 身長測定 2

「身長測定なんて滅べばいいのに。」

「はいはいヒロさん。そんな物騒なこと言わないの。」

お次は出席番号29番、峰岸 比路の番。
きっと彼は今日という日を一番気にして一番嫌ってる日。

「峰岸くんはー・・・156cmですね。」

「!」

比路の身長は156cm。
160に満たなかったが以前より2mm上がったようで表情は心なしか嬉しそう。けどそれは誤差だってことは彼のために黙っててあげよう。
続いて出席番号30番、森 司の番。

「森くん、172cmですね。」

「お!伸びた伸びた!」

司の身長は172cm。
学校ある日は最低でも牛乳2杯は飲んでいるため、その成果も表れているようだ。

「司、2cmも伸びたんだ・・・。」

「ヒロのは誤差っぽいっていうか完全に誤差だよな?2oって。」

「誤差じゃないから!僕だってちゃんと伸びてる証拠だから!」

これにて一年生の身長測定は終了。



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