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青 ノ 葉
男子高校生たちのお緩い物語
[男子校全寮制][日常系青春コメディ]



#17 ブルーリーフ初始動!(前編)(3/3)
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ダンジョンミッションクリア!

「撃ちまーすっ!」

取り巻き倒して残されたのはあとボスモンスターのゴーレムのみ。
最後の一撃は梅ちゃんが持つランチャーの通常攻撃でチュドーンと決まり討伐成功!

「わ・・・っ!倒せました!」

「おつおつー!レベルもおめおめ〜!」

「ありがとうございます。皆さんもお疲れ様です!」

それと共にクエストもクリアとなり、ボスルーム奥の報酬部屋でクリア報酬も貰って、ダンジョンを後にする。

「お疲れ様、梅ちゃん。初ダンジョンどうだった?」

「すっごく楽しかったですし、すごく面白かったです!」

「よかった〜!レベルも上がればどんどん強くなってくるから、いろんな場所に狩り行けるようになるよ。これからどんどん誘うから、梅ちゃんも手伝ってほしいクエストあったらいつでも言ってね。」

「はい!ぜひぜひよろしくお願いします!」

貰った報酬は大したことない額の金貨のみで当たりでなければハズレでもない報酬。
けどホクホクと満面に笑う梅ちゃんっを見て心温まり、それ以上にない報酬まで貰った四人だった。



残り時間で

「よっし。学習時間まで、まだ時間あるね。」

ダンジョン探索が終わったところで、稚空が残り時間を確認。

「お!このまま対戦しちゃう?」

「するよするする。もっちろん、やるに決まってるでしょ?やっとゲーム持ってこれたんだから。」

何と言ってもようやく寮にゲームを持ってこれたのだ。
このまま終わってしまうのは何か物足りないし勿体ない!

「ではボクは見てますね。」

「参加してもいいんだよ梅ちゃん。」

「いえ。それはもう少し強くなってからにしたいです。今のままでは足を引っ張ることしかできないので。」

「そんなことないよ。気にしなくていいのにー。」

「いえいえ、気にします。いきなり罰ゲームも受けたくないので。」

「・・・ちっ。」

梅ちゃんはまだ参戦より観戦していたかったようで、今回は不戦勝。
他四人はプレイヤー同士で対戦できるアリーナ場へ移動する。

「アッキーはもちろんだけど明人兄とも対戦するの久しぶりだね。」

「ねー。久しぶりだねー。」



その前に

「さて、と。対戦する前に俺ちょっとトイレ行ってくるわ。」

司、比路、稚空、明人の四人で対戦を始める前に、司がトイレに行こうとする。
すると、

「あ、待って待って。オレもトイレ。」

それを見て稚空までもトイレへ向かおうと席を立つ。
二人して向かう先は一緒のはずなのに、どうしたことだろう。

「いやいや。俺が先に行ってくる。」

「いやいやいや。オレが先。つかポンは後でいってらっしゃいな。」

「いやいやいやいや、俺が先!あとつかポンやめい!」

ギャーギャーギャーギャー言って、お互いが我こそが先に行こうとして道を譲らない。
お互いがお互い足を引っ張りまくり。
そうしている間に恐れていたことが二人の後ろから。

「それなら二人とも。僕と一緒にツレション行こうか。」

「「・・・・・・・・・・・・。」」

二人を掴む比路の握力が最大すぎて、捕まえた二人を絶対に逃そうとしない。

「司くんも稚空も逝ってらっしゃい。気を付けて還ってきてねー。」

そして梅ちゃんと明人にそっと見送られ、比路にズルズル最寄りの男子トイレへ連行された司と稚空は、きっちりみっちり予約済みだったお仕置き制裁が執行されたのでした。
めでたし、めでたし。

「「めでたくない!!」



青ノ葉 第17話をお読みいただきありがとうございます!

以前、名前だけ結成させたブルーリーフ
初始動回というわけで梅ちゃんと明人が改めて加わりました
今回は簡単に書いてクエストを終わらせてしまいましたが
次やるときは、もう少しこの子らが使うゲームキャラで
探索して冒険して討伐して〜・・・的なことが書けれたらいいな


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