「午後からの部活も頑張って下さいね。」
昇降口にて。 そこに保健医のチロ先生がおり、部活動へ向かう生徒や学生寮に帰る生徒をそれぞれ見送っていた。
「森くんたちも気を付けて帰って下さいね。」
「はーいっ!」
そしてそれは司、比路、梅ちゃんの三人にも。 みんながチロ先生のことをチロ先生って呼ぶから、つられた彼らも自然にチロ先生呼び。 最初こそは戸惑ったけれど呼び慣れればなんてことなく、しっくりしてくる呼び名。
「梅ちゃん。そういやジョブってもう決まった?」
「昨日の夜、稚空くんにヒーラー推しされて少し試したんですけど、あまりピンとこなくて・・・。」
「あら?意外。」
「他にどんな職業や武器があるんですか?」
「色々あるから色々触ってみるといいよ。自分にピッタリなモノきっと見つかると思うからさ。」
そんなチロ先生に見送られながら校舎を後にする。
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