各代表がそれぞれの指定場所に着席すると、その後すぐに生徒会執行委員の生徒数人と、各学年の学年主任や生徒指導の先生の姿もこの教室に集結。 生徒会執行委員は生徒会長一人、副会長一人、書記二人、会計二人の計六人メンバー。
「はぁーいっ!それじゃあ『こんねんどだいいっかいめのせいとかいかいぎ』はじめまぁーすっ!」
こうして生徒会長、永瀬の一声で生徒会会議が始まり始まり。 今回は今年度初の議会でもあるため一年で行われる行事を一通り簡単に報告したあと、今度は一学期内に行われる行事説明がメインだった。 もちろんその報告役を任されたのは永瀬ではなく、
「それからー・・・で、ー・・・だから。ー・・・っとなって。」
生徒会副会長の久野。 生徒会メンバーの中で一人だけ二年生というのに、それをもろともせずに完璧にこなす模範的な姿は流石と言えるほどで、安心と信頼の印象を相手に与える。
「どうかした?峰岸くん。」
「・・・なんでもない。」
一人だけ除いて。
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