「・・・ったく。さっきから黙って見てれば、口ばっかり動かしやがって。手も動かせ、手も。」
おかげでドッキリびっくり。 心臓に負担が掛かるほど驚いた2人。
「れ、蓮さん!?いつからそこにいたんですか!?」
「ん?んー、克也が峰岸の背後に回ったあたりから。気づいてなかったのな?ガラ空きになってる自分の背後を見られてる俺の視線。」
「ほぼほぼ全部じゃないですか・・・っ。他にあった用はどこやったんですか?」
「おう。気まずくなってても2人でちゃぁんと付けてるか。俺も気になってたんで、さっさと済ませた。」
ずっと見られてたことを知った久野は、ドキドキ高鳴ったまま、色々と文句も申す。
「けど正解だったろ?見張ってて。俺のお世話は余計じゃないって、身をもって分かっただろ?」
「ーーー・・・っ。」
けど返される言葉に反論が出せず、見られていたショックのあまり、その場に屈する久野だった。
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