一方、その頃・・・。
「明人兄、今日も遊びに来たよー!お茶飲ませて。」
いつもの調子で、家庭科室にいる明人の所へ遊びに来た司。 ニッコニコ顔でガラッと扉を開けると、そこには明人と矢口の2人の姿が。
「「・・・・・・・・・。」」
「あれ?純平先輩も明人兄のところに来てたんだ。」
2人は今まで何の話をしていたのか。 司を見た途端、ピタッと止まって黙りに。
「ん、どうしたの?2人してこっち見て?」
「ううん、大丈夫。なんでもないよ。司くん、今、麦茶用意するから待っててね。」
けどそれは、ほんの一瞬だけ。すぐに動いた明人。 矢口との話を止めたまま、いつものように招いた司の分のお茶も用意した。
「矢口くんも、おかわりどうぞ〜。」
「・・・・・・・・・。」
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