朋也の放課後の用事は、幸いにも朝と一緒。 それ以外は特になく、瑛のせいで、陸上部のおつかいに付き合わされる羽目に。
『買い出し終わったら、いくらでも園芸部の仕事手伝うから。とにかく今日の放課後、頼んだな。』
それからあっという間に今日の授業が終わって、放課後へ。 B組の教室の前には既に瑛がいて、朋也が出てくるのを待っていた。 するとそこへ同じくB組前にやって来た稚空。
「あれ?てるりん、何してんの?もう部活に行ったんじゃなかったの?」
「陸上部の買い出しで、後藤待ち。あと、てるりんやめろ。」
「ふーん?」
そんな瑛の話に、その2人の組み合わせを珍しく思えたのか。 両手でハートマークを作って、
「あ。もしかして、デート?・・・ゴフッ!」
そう尋ねると、瑛が稚空に容赦ない腹パンチして大否定。
「稚空。いくら冗談でも、言っていい事と悪い事あるよな?」
「ご、ゴメンナサイデシタ・・・っ。」
変なことを言ってきたので、制裁入れて反省させた。
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