「あーもう、痛いなぁ。ケホケホ、俺は大真面目にやってたのに。」
「だからって、明らかに嫌がってる部員を無理矢理、女装させんな。」
「演劇部って、こんなに激しい部だったんだ。」
それはそうとして稚空と梅ちゃんは何故ここに? 制裁下ってしょぼしょぼと、しょぼけながら華澄がやっとお出迎え。
「ところで稚空も梅谷くんも演劇部にどうしたの?」
「兄ちゃんからのおつかい。何か兄ちゃん用あって家庭科室から離れられないからって、代わりにオレが届けに来たの。」
すると2人は明人のおつかい。仕立て直したばかりの衣装を届けに来たのだと。 持ってた紙袋を華澄に手渡して、無事におつかいを終えると共に用も終了。
「そういえば2人とも文芸部だっけ?このまま今日は演劇部を見学してく?全然自由に観てっていいよ。」
「いえ。今日は文芸部で集まりがあるので、また今度にします。」
演劇部を見学は、また今度。 今はお預けとなった。
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