なので明人は透かさずフォロー。
「あ、大丈夫だよ大丈夫。犬飼くんたちがそこで何か悪さしてるとか、そういうことは一切ないから。」
「そうなんだ。いいなあ、あきと。サエくんともおはなしできて。サエくん、ボクとじゃおはなしどころか、かおもあわせてもらえないから・・・。」
「めぐが羨ましがるほど、僕もそこまで話したことないよ。」
不良の名で渡る彼らも年がら年中、365日24時間。常に悪事や騒ぎを起こしてるわけではない。 授業をサボったりするのはしょっちゅうだが、企みを閃かせなければ何事もない。基本は穏やかな不良少年たちだと、明人目線の情報を教えてくれた。
「へー。そんな人が2年生にいるんだ?」
「森、もし会ってもアイツらと関わるなよ。」
「え?なんで?」
「なんででも。間違いなく峰岸は怒るから。」
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