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青 ノ 葉
男子高校生たちのお緩い物語
[男子校全寮制][日常系青春コメディ]



#56 Werewolf GAME(前編)(1/3)
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正式加入の3人組

明日から大会時期の仕様にスケジュールが変わる為、前日の午後からはどの部活動もお休みとなった週末の日曜日。
そのおかげもあって青ノ葉の学生寮、遊戯室。小上がりになってるいつもの和室にて、ブルーリーフのメンバーがフル集結。

「よし。これで3人とも正式に入隊出来たよ。」

「仲間に入れてくれて、すっごく嬉しいよ。これからもよろしくね。」

「騒がしくなるのは好きじゃないが、まあいいか。やられた借りは返させてもらうからな。」

「よっしゃァ!やっとこれでオレも暴れられるぜ!」

改めて正式に加入が決まった颯太、瑛、恭の3人も揃いに揃っていた。
ついでに彼らのジョブ&武器を紹介しておくと・・・。
颯太はキャスター(ヒーラー職)、武器は両手杖。
瑛はソルジャー、武器はアックス。
恭もソルジャー、武器はランサー。
これでソルジャー3、レンジャー3、ウィズ1、人形1、吟遊詩人1、キャスター2となった。



10人になったブルーリーフ

司、比路、朋也、稚空、梅ちゃん、颯太、瑛、恭、明人、華澄。
1年生が8、3年生が2。合計で10となったブルーリーフ。
これだけのメンバーが揃うと、ただ集まるだけでもガヤガヤと。初期の頃と比べて見てもとても賑やか。
そしてまたチームに別れて対戦を行う予定だったが、

「ねえねえ。せっかくこれだけの人数いるんだし、今日は皆でコレをやらない?」

今日は思考を変えてとあるゲームをやろうと、颯太が言い出してスマホアプリを皆に見せたのが事の始まり。

「人の狼と書いて・・・んん?なんて読むんだ?コレ。」

「人狼(じんろう)だよ。人狼ゲーム。」

「面白そう!やろうやろう!今日は皆で人狼ゲームやろう!」

こうして今回は、人狼ゲームを皆で遊ぶこととなった。



人狼ゲーム

「やったことある人いる?」

人狼ゲームとは・・・。
村人チームと人狼チームに分かれ、会話をしながら相手の正体を見抜いていく。
プレイヤーは配られたカードで自分の役割を確認するが、他の人がどんなカードを持っているかは知ることができない。
だが『人狼』のカードを引いた人たちだけは、自分の仲間を知ることができる。
人狼チームは、自分たちが狼であることを悟られないよう村人チームを騙したり潜り込もう。
村人チームになった人は、お互いに協力して誰が人狼なのかを推理し、多数決によって容疑者を処刑する。と、いうのがおおまかな流れ。

「ボク、少しだけならやったことあります。」

「おぉ!?マジか梅公。オレ聞くのも見るのも初めてだ。」

村人は、すべての人狼を討伐すること。
人狼は、村人と同数の人狼が生き残ること。
これが人狼ゲームの勝利条件。
そして昼と夜でターン制があって、夜は1人の村人が狼に噛まれ、昼は投票で多く集まった1人を処刑することが出来るのだ。



明人・華澄は2戦目から参加

村人側で特殊カードを配られた人には、それぞれに役割りある。
占い師は夜のターン、誰か1人だけ正体を確認することができる。村人チームの勝敗を左右する最も重要な役割。
騎士は夜のターン、人狼から守りたい村人を1人だけ守ることができる。人狼チームが狙う人間を、いかに見破り守るかが、村人チームを勝利に導く重要なポイントだ。
もちろんこの他にも多重人格だったり霊媒師だったり色々あるが、今はこの2つだけをご紹介。

「じゃあ始めは1年生だけで。」

「だね。俺とアキは進行見てるから、先ずは8人でやってみてよ。」

今回の役割は人狼2、占い師1、騎士1、村人4。
最初のゲームは、明人と華澄は不参加。ブルーリーフの1年メンバー8人のみが参戦。
そして役職公開は最初だけ。2戦目は公開なしでやっていきます。

「それじゃあゲーム・・・。」

「「「「「「「「スタート!!」」」」」」」」



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