「こんなボクを好きになって頂けて嬉しいです。でもごめんなさい。貴方の希望にボクは添うこと出来ません。」
丁寧にぺこりと頭を下げて、ごめんなさい。 改めて告白してきた彼の想いを想いごとお断り。
「確かにボクはこんな体質なので、時には誰かに守ってもらわなければならない日が訪れます。けど誰かに守ってほしいと思ったことは、生まれてから一度たりともありません。」
自分の言葉は自分の口で。 梅ちゃんは自分の言葉を曲げないで真っ直ぐ、彼の目を見て伝えた。
「だから貴方にとってのボクがそうである限り、ボクは貴方と合うことが出来ません。なのでお断りします。・・・ごめんなさい。」
彼の気持ちを終わらせる言葉の中でも、自分という人間を知って分かってほしかったから。
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