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青 ノ 葉
男子高校生たちのお緩い物語
[男子校全寮制][日常系青春コメディ]



#52 401と423+αの大浴場清掃(4/4)
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コンディショナーだから問題ありません 2

冒頭で司にサービス精神がないと言われたので、思いきって茶目っ気多めなサービスを。
そんな裏話はともかく青ノ葉始まって以来、史上最低最悪で災難な目に合わされた3人。

「遊んでばかりいてまったく・・・。覚悟、出来てるんだよね?」

そうとは気付いてないけれど、掃除をサボって白熱に遊んでいた4人はいい加減そろそろお仕置きを。
プルプル震える足でなんとか立ち上がった比路だったが、

「ひッ!」

「危ないです比路くん。」

コンディショナーまみれのタイル床に足を滑らせ、庇った梅ちゃんの上へダイブして、そのまま一緒に倒れ込む。

「わっ!?ごめんね梅ちゃん!痛くない!?」

「痛かったですけど・・・っ。平気、です。比路くんも大丈夫でしたか?」

「大丈夫だけど、んっ!やだ、もう!ぬるぬるしてて立てない!」

コンディショナーまみれの比路が上。
コンディショナーまみれの梅ちゃんが下。
こうして白濁とした液体のせいで、ドロドロな比路梅が出来上がり。
でもコンディショナーだから、なんにも問題ありません。



辱しめな罰ゲームは
それぞれのルームメイトが

「あー・・・えっと。それぞれのルームメイトがタオルと着替え持ってきてあげようか。」

だがいつまでも3人をこのままにするわけにはいかない。
誰かにこの状況を見られたら本当にマズイことになる。し、なりかねない。
稚空が何かを察して、司は比路。朋也は圭。自分は梅ちゃんの着替えを持ってくることに。

「え?ちょっと待て。オレは何してたらいいんだ?」

「キョンはここにオレら以外の人が入って来ないよう見張ってて。いい?ちゃんと見張っててよ。絶対だかんね!」

「こんなときにでもキョンって呼ぶのかよ。」

けど恭にはルームメイトがいないので、このまま残って見張り役にさせた。

「ハハハッ!比路と梅公はプロレスごっこしてるみたいで楽しそうだな。」

「笑ってないで助けてよバカ!」

「助け求めてる身のくせにバカはないだろ。」

そうして暫くもしないうちに、それぞれのルームメイトがようやく着替えを持って帰ってくる。
比路も梅ちゃんも圭もコンディショナーで汚れた全身を服ごと洗い流し、綺麗な服にお着替え完了。
浴槽の掃除も今度はちゃんと皆で、こうして無事じゃなかったけど無事に終わらせたのでした。



青ノ葉 第52話をお読みいただきありがとうございます!

今回はちまちまち全作品においても
ベスト3に入るほどの最低最悪ネタです
梅ちゃんファンの方からご要望あったので
可能な限りで比路と合わせでやってみましたが
発想がただの助平で本当に申し訳ないです
でも書いてて凄く楽しかったです


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