一方、比路、圭の2人組は、助っ人で増えた梅ちゃんが手伝ってくれたおかげもあり順調に掃除が進んでいた。
「司くんたちって本当、遊びの天才ですよね?色んな遊びをすぐ思い付いて凄いです。」
「天才っていうほどでもないよ。今のアレはただただアッキー巻き込んでサボってるだけだし。」
脱衣所が終わり、今度は大浴場の水回りの清掃に。 ギャアギャアうるさい浴槽側を時折気にしてしまうが、動かす手を休ませない。
「圭もごめんね。司がうるさくさせてて。朋也に見張らせた意味もなくさせちゃって。」
「いいよ。こっちも澤村くんが騒がしくさせてたし。」
「こっちはこっちでやって終わったら司たち置いていこう。圭もこのあと部活でしょ?」
「うん、そうだね。」
でもこっちはこっちで。 ほのぼの〜っとお喋りを続けていた。
|