一方その頃。 自分たちの部屋に帰ってきた司と比路。
「そういやヒロ。忘れ物ってなんだったんだ?」
「クラス委員長のことを、まだ教室にいた本田先生に訊き行ってたの。初めてだから不安で・・・。」
「そっか。そういえばホームルームの後、何も言われないまま終わったもんな。」
「うん。生徒会会議とか、そういうのに出ないといけないとか教えてもらってたんだ。」
二人はこの後にある勧誘会に行くため、制服姿のまま一段落。のんびりと休憩していた。 その数分後。
「イヤッホーイ!」
「「!」」
元気な勢いのまま、部屋のドアを開けた稚空。
「お待たせしやした!梅ちゃんのご登場だよぉん♪」
「「梅、ちゃん・・・?」」
司も比路も知らない男子生徒を一緒に連れてきたのでした。
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