どんな戦いでも、決着は一瞬で終わってしまうもの。
「華澄先輩。これでゲームオーバ、だよ。」
梅ちゃんの仇を討つため、華澄だけに狙いを定めた颯太。 瑛が明人を相手してくれたおかげで2対2から1対1へと持っていけれた初手のうちに。 まさに一球入魂と言わんばかりに持っていた水鉄砲をビュッと投げつけたのだ。
「ッ!?」
水を補充するための注ぎ口の蓋をあけたままにさせて。
「冷たッ!うわ・・・、これ開いてたんだ。」
「えっへへ〜。絶体絶命からの一撃必殺、大成功だね。水、結構残してて良かった。」
おかげで華澄は避ける間もなくバシャッと当たり、胸から下にかけてほぼ濡れてしまい、戦闘不能のゲームオーバとなった。
「まさか本当に仇討たれるなんて思わなかったな。」
[華澄 輝夜 戦闘不能]
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