「やっぱ拳が1番だよね。感触あってこそって感じで。」
「野蛮だな。」
「ん、今なんて?」
「・・・いや、何でもない。」
なのでほとんど朋也頼りというか、完全に朋也頼りな現状。 けれどいつまでもこんな状態を続けていたら、水鉄砲の残量が尽きてしまう。
「そう言う訳だから、はい。僕の水鉄砲も使って。僕が無駄撃ちするより、朋也が使ってくれた方がいいでしょ。」
なので作戦変更。
「いや。それだと峰岸の攻撃手段が・・・。」
「僕なら平気。ちょっと痛いけど怪我だけはさせないように、ちゃんと手加減するようにするから大丈夫。上手く脅せば克也が今いる場所分かるかもしれないし。」
「上級生脅すなよ。」
比路の水鉄砲を朋也に渡らせたが、それは結局、朋也頼りなのは変わらない。 けれどそんな思考が、比路を戦力外から野蛮へと昇級させた。
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