突然、バチンッと切れた照明と共にー・・・。 それが始まりの合図となった。
「え!?なになになに!?!?!?なんでいきなり真っ暗になるの!?」
「停電!?近くで雷なんて落ちてないよな?月めっちゃ見えてるし、ネトゲーやってる最中じゃなくてよかった・・・。」
寮内全域の電気が次々に切れて、真っ暗になっていく。 いきなりのことだったから一年の誰かがパニックになったのだろう。その誰かが部屋を出た途端、「うわぁッ!?」と大きな声を上げ何かに凄く驚く。
「え、なに?今の声?」
「なんだ?停電如きで何をそんなにー・・・。」
いったい何が起きたというのか。 その声は司・比路の部屋にも届き、釣られた2人も部屋のドアを開け、誰かが驚いたそれをこの目で見てしまう。
「な・・・ッ!?」
「なんじゃこりゃ!?」
なんと部屋の外は膝下の高さまでモクモクとした白い煙のスモークが充満していたのだ。 さっきまで見てた風景と、変わり果ててしまった今の風景。 ここは本当に青ノ葉学園の学生寮?と思わず疑ってしまうほど、変わってしまった寮内に驚きが隠せなかった。
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