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青 ノ 葉
男子高校生たちのお緩い物語
[男子校全寮制][日常系青春コメディ]



#42 イチゴミルク極上仕立ての刑(後編)(3/4)
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残ったのは・・・

赤と青のチーム戦。
このまま書き続けると短時間の短期戦なのに長時間の長期戦になってしまう為、作者的な事情の割愛により大幅カット!
中盤が終盤へと差し掛かる。
現在、生き残っているのは青チーム司のみ。赤チーム朋也と華澄の二人。
稚空、明人、梅ちゃん、瑛の4人は戦闘不能に。

「森くん。さっすがに2対1はキツイんじゃない?無駄な抵抗諦めて投降したら?」

「まだこれからこれから。」

司のライフは残りわずか。回復の見込みもないので絶体絶命。
一方、朋也と華澄は最初の演奏効果によって少しずつであるが今も回復しており、まだまだ余裕はあるもののクリティカルのダメージ発動次第では戦闘不能になるだろう。
それを見越した司は攻撃対象を朋也一点に集中。

「・・・ッ!」

アーチャー専用スキル、マグナムアローを発動させて矢を強く放つ。
何度も何度でも朋也を打ち、外れることがあっても彼が倒れるまで続けた。

「ヒロの仇、打ち取ったり!」

「・・・くっ。」

よってついに朋也が戦闘不能。
サブミッションであった比路討伐の敵討ちに成功。



チーム戦 閉幕

しかし2対1の状況で相手チームの1人を自由にさせたのが仇となり、

「痛・・・ッ!」

「よっし!森くん落とせた!」

華澄がボーガンで矢を放ち、司の残りわずかなライフが底に尽きてしまう。
これにて勝敗決定!ゲーム終了!

「やりました!司くんたちにボクら勝ちました!わーい!」

「お疲れみんな、よく頑張ったね。チームリーダーとしても褒めてつかわそう。」

見事、勝ったのは朋也、梅ちゃん、瑛、華澄がいた赤チーム!
予想が当たった方も一緒におめでとう!

「・・・なんか勝ったのに負けた気がする。」

「実際に後藤、森に負けたしな。」

最後の最後で司に負けた朋也が不貞腐れ、瑛からフォローのないフォローをもらっていたが、それでも勝ちは勝ち。
おめでとう!



颯太vs恭 閉幕

一方で、こちらも勝敗が決まったようだ。
颯太vs恭のババ抜き対決。
勝ったのはー・・・。

「あははッ!澤村くんババ抜き弱いね〜。澤村くんって、そのままっていうかなんて言うか。本当に真っ直ぐな人なんだね。」

「うるさいうるさい!颯太が強すぎるんだ!」

颯太!
恭は顔色に色々と素直が出てしまったことが敗因となり、ストレートに負けてしまう。

「いやいや。俺も途中から見てたけど澤村弱すぎだろ。そんなのでよく得意げに挑めたもんだな。」

「うるせえ瑛!なんだったらやるか?瑛とオレでやり合うか!?」

「もう。瑛くんも澤村くんも喧嘩しちゃダメだよ〜。」



イチゴミルク 極上仕立ての刑

っというわけで負けた青チームの司、比路、稚空、明人とババ抜き対決で負けた恭の5人には罰ゲームを。
予め華澄が用意していた紙コップ5つ分にイチゴミルク極上仕立てのジュースが注がれる。

「んっふふ〜。はい、お待ちどうさま。5人で仲良く飲んでね。」

イチゴミルクだから色がピンクなのは、まだ分かる。
可愛いらしいピンク色なのに、ピンクがピンクにピンクでピンクを・・・っといった感じで、とても禍々しい色をしていた。

「え、何これ?」

「ヤバイぐらいピンクだな。」

「兄ちゃん大丈夫?」

「飲みたくない。これだけは絶対に飲みたくない・・・っ。」

「稚空の兄さんがそこまで嫌がるほどのイチゴミルクか。」

イチゴミルク極上仕立てが5人の手元に届いたら、仲良く揃っていただきます。



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