≪ top ≪ main


青 ノ 葉
男子高校生たちのお緩い物語
[男子校全寮制][日常系青春コメディ]



#41 イチゴミルク極上仕立ての刑(前編)(4/4)
]  [目次へ]  [

対戦は8、観戦は2

「お!てるリン武器、アックスだ!ひろピーやったね。てるリン、ソルジャーだよ。」

「・・・みたいだね。瑛が来てくれるなら嬉しいけど、ちょっと複雑。あとひろピーやめて。」

「てるリンやめろって。」

参加人数は司、比路、朋也、稚空、梅ちゃん、瑛、明人、華澄の計8人。
恭と颯太は不戦勝として、今回は観戦のみで見守ることに。

「どうして複雑なんですか?」

「同じジョブでも似たり寄ったりしてる武器の能力があって、アックスとハンマーはそれに値する武器だからだよ梅ちゃん。」

「な、なるほど・・・。」

「アックスより絶対、ハンマーのが強いもん。」

「・・・弓より銃のが強いしな。」

「あれ?朋也も気にしてる人の一人だったか。」

そんなわけで綺麗に4と4で分けられるので、赤チームと青チームに別れましょ。



大事なチーム分け

初のチーム戦なので、バランスよくを意識して別れる彼ら。

「それじゃあ先ずは、回復役は分かれないとね。華澄先輩は赤、アッキーは青でいいかな?それぞれのチームリーダーもお願いしてもいい?」

「いいよ〜。赤のリーダーは俺に任せてね。」

「OK!」

先ずは回復スキルを持ってる稚空と華澄が別れて、華澄は赤。稚空は青で、自分のチームリーダーを務めることに。

「なら上級クラスのお二人も別れさせてるべきか。」

「え。俺、サブはまだ上級じゃないんだけど。」

「プレイスキルはサブでも断然、誰よりも上でしょうに。」

次に別れさせたのは、上級クラスの司と朋也。
赤チームに朋也が加わり、青チームに司が加わる。

「ソルジャーも別けさせるべきだよね。仇打ちって言ってたし。」

「何を吹き込まれたか、すごく気になるけどね。」

「負けっぱなしは嫌だからな。」

その次に別れたのはソルジャーの比路と瑛。
赤チームに瑛、青チームに比路が加わった。



何事にも一長一短

ちなみにこのゲームにおいて、ジョブも装備武器も一長一短がある。

「どうしたの?梅ちゃん。」

「あ、いえ。先ほど司くんが言ってた話が気になりまして。」

「なになに?分からないことあったら何でも聞いて。」

得意が不得意、不得意が得意になってる能力もあれば得意が得意。不得意が不得意で被る能力もあり、自分の能力と似たり寄ったりなジョブ・武器も存在してしまう。
それを彼らの現段階で例えると・・・。
召喚士は吟遊詩人と。
ハンマーはアックスと。
弓は銃。

「もしかしてボクの大砲にも似てる武器とか、あるのですか。」

「もちろんだよ。それは全部の武器・ジョブにあるから。梅ちゃんは大砲でしょ?遠距離から範囲攻撃が得意で、それと被ってるのがボマー。だから爆弾を使う明人兄とちょっと被ってるかもね。」

「そういえばそうだね。僕の人形爆弾入りだから。」

「ってことはボク、明人先輩とライバルなんですか!?」

そして人形使いと大砲。

「大丈夫だよ梅谷くん。人形と大砲は協力し合えば、かなり強力だよ。他と違って仲良しになれるよ。」

それぞれ似たり寄ったりな能力同士で別れていたので、最後の彼らもその通りに。
赤チームに梅ちゃん、青チームに明人が加わった。



ジョブと武器紹介は作者おさらいの為

綺麗に別れたところで、改めて各チームのメンバー紹介。
まずは赤チーム。
華澄、レンジャー&キャスターの吟遊詩人。武器はボーガンと演奏用のフルート。
朋也、レンジャーのガンナー。武器はライフル。
瑛、ソルジャー。武器はアックス。
梅ちゃん、レンジャーのランチャー。武器は大砲。
名付けて『ブルーリーフ新規加入組』。

「あれ?梅谷って俺よりも前にいたよな?」

「はい。でもボクもまだ十分、新規加入側になりますよ。」

そして青チーム。
稚空、キャスターの巴魔法使い。武器は魔道書。
司、レンジャーのアーチャー。武器は弓。
比路、ソルジャー。武器はハンマー。
明人、レンジャー&ウィズの人形使い。武器は人形と人形を扱うハンドル。
名付けて『ブルーリーフ同中組』。

「そういえば明人兄も僕らと同じ中学だったね。」

「ひどい。忘れないで!」

「兄ちゃんは、ほら。一年のとき以外は、オレの家でしか会ってなかったから。」

今回限りしか使わないので適当に付けたチーム名ですが、よければ覚えて下さい。



身近にいた回復専門職

本日は不戦勝の颯太と恭は観戦組。

「ごめんね、ボクもソルジャーレベル上げてたら澤村くんに貸せたのに。」

「いやいや。オレも自分のでやりたいからさ、そしたら颯太も一緒にやろうぜ。ってそういや結局、颯太って何のジョブなんだ?」

恭は、ソルジャー(予備軍)。武器は槍のランサー。
そして颯太は・・・、

「ああ、ボクはキャスターのヒーラー。」

颯太は、キャスターのヒーラー。武器は両手杖。
回復や補助を一番に得意としているので回復面だけで言えば、どのジョブよりも遥かに優れた能力をお持ち。
なのでそれを耳にした両チームのリーダーは、

「ぜひ赤チームに!」
「ぜひ青チームに!」

「だからダメだよ!ボクが入ったら、せっかくのバランスが崩れちゃう!」

是が非でも我がチームに招き入れようとしたが、颯太本人が嫌がったためお断りされてしまった。
赤チームvs青チーム、PvPのチーム対人戦。
果たして、どちらが勝つのでしょうか。



青ノ葉 第41話をお読みいただきありがとうございます

久しぶりにブルーリーフメインのお話
(比路編であった回、実はメインじゃないです)

朋也の次の新メンバーは恭じゃなくて
新キャラと決めていたので明人の友人、輝夜が登場と共に参戦
そして恭の代打として瑛も参戦
・・・恐らくこのまま颯太と一緒に巻き込まれて
彼らもメンバーの仲間入りになります

そしてそしてただチーム分けするだけで尺が
長くなってしまった結果、前編後編と分けることに(汗)


]  [目次へ]  [
しおりを挟む




BL♂GARDEN♂BL至上主義♂
2015.05start Copyright ちま Rights Reserved.
×