司の言い分と朋也の言い分。
「いや、俺は森を嫌がったわけじゃなくて。俺が言いたかったのは、そういうことじゃなくて。」
「でも朋也としては俺ら朋也といないほうがいいんだろ?」
「まあ・・・。」
「じゃあやっぱり仕方ないじゃん。朋也が嫌なら俺は一人で先に行ってやってるって、困りながら。」
「待て待て待て。俺は森を嫌がったわけでもなく、森が困るなら・・・っ。ちょっとごめん、自分で何言ってるか分からなくなってきた。」
ループし始めて、混乱も招き始めてて、ごちゃごちゃ感が否めない。 ついさっきまであんなに真剣だったことも、ごちゃごちゃにされていく。
「だから朋也の好きにしろって。」
でもごちゃごちゃなのは朋也だけ? 司はそう言って、全てを朋也任せにしてるおかげで平然としている。
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