「いたいた。みのるー!」
「パパー!」
『みのう』ではなく、『みのる』のパパ。 その人物とはー・・・、
「「本田先生!?」」
「森くんも峰岸くんも後藤くんも、ありがとうございました。すっかりみのるがお世話になったみたいで。」
司や比路や朋也たちがいる一年B組の担任、本田先生だった。 久野経由の連絡網は久野→日暮寮長→本田先生へと伝わっていった模様。 みのるもパパ=本田先生が見えると司から降りて、パパの元に駆け寄る。
「ほら、みのる。おにーちゃんたちにありがとうは?」
「つーちゃん、ひーちゃん、とーちゃん。ありがとうっ!」
なんとなく誰かに似ていたみのるの顔付きは、本田先生の面影があり、並んでいるとそっくり。
「改めまして。先生の子供の『本田 みのる』って言います。よろしくね。」
そして青ノ葉に迷い込んできた幼い男の子の名前は『本田 みのる』と、本田先生=パパから紹介された。
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