けどみのう?は青ノ葉に迷い込んで来たわけではないようで一安心。 だけどこのまま放っておくわけにもいかないので、三人はパパの所まで届けることにしたようだ。
「いったん職員室に向かった方がいいかな。」
「かもね?ひょっとしたらみのう?くんのパパが、いるかもしれないし。」
そして職員室へ移動していると、
「いたいた。やっぱり比路たちだったか。」
「ん?」
途中の道で向こうから久野がやってきて、三人に話しかけてくる。
「帰省からおかえり。今帰ってきたところ?」
「うん、ただいま克也。って、あれ?今日って稽古ある日だっけ?」
その時、久野の格好が私服ではなく道着姿だった為、彼を見た途端に比路は思わず焦って勘違いをしてしまう。
「あぁ、違うよ違う。豊先輩に組手付き合ってもらってただけだよ。」
けど直ぐに久野は、それを否定。 道場で小町と組手を自主的にやっていたが今が休憩中。飲み物を買いに行っていた時に三人の姿が見えたから、こっちにやってきたそうだ。
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