「ありがとう朋也。」
「・・・うん。」
こうして司、比路、朋也の三人が揃う。 いつまでもここにいないで、そろそろ寮に戻ろうとした。その時、
「ん!?」
「どうしたの?司。ってあれ?」
何かが司にドンっとぶつかってきて、なんだろう?と振り向くとそこには幼い男の子が。 ここはもう青ノ葉学園の域なのに、なんでこんな幼い男の子がいるんだろう?
「え、なにその子?」
「いや、分かんない。いきなりぶつかってきて。」
「迷子か?」
どこからか迷い込んできたのかな? その男の子を心配に思う三人だったが。
「うえぇぇ〜ん、このお兄ちゃんこわいぃ〜。」
「・・・・・・。」
案の定というか、やっぱというか。 迷い込んだ男の子は朋也の顔を見て泣いてしまった。
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