≪ top ≪ main


CRO×QUAR
One day Azu story(リクエスト小説)
(4/4)

]  [目次へ]  [

天使志摩vs悪魔志摩

志摩の心の中で言い争う天使と悪魔の志摩。

『貴方は仮にも主人公。アズがお気に入りなのは分かるけれど、それは人としてっちゃいけない行為。ただの気持ち悪い人に扱われて、出番がもっと引きずり降ろされてちゃうよ!』

それは天使志摩の言い分。

『いいっていいって、やっちゃいなよ貰っちゃいなよ志摩。偶然とはいえ生まれたこのチャンスを逃したら、次はいつになるか分かんないよ。』

それは悪魔志摩の言い分。

『だからそのゴミ(アズが噛んだガム)を持ち帰らないで!』
『だからその宝物(アズが噛んだガム)を持ち帰えっちゃえよ!』

葛藤する内容は、とてもじゃないが気持ち悪い。
気持ち悪いが志摩にとって、たった今生まれたばかりの深刻な悩みだった。



WINは天使か悪魔か変態か

その天秤が傾いた末路。

(結局、人間って誰もがHENNTAIなんだよ。だってHENNTAIしなかったら人間生まれないわけだし・・・。)

それは自分が変態だと認めた証。
最低な言い訳とヒューヒューと吹けてない口笛をしながら、何食わない顔で車から降りる。
その途端、

「気持ち悪いことしないでくれる?」

「ぐはッ!?」

ようやく待ちに待ったツッコミが。
志摩よりも先に到着してた徹夜が、思いっきりケツを蹴って持ち帰りを阻止。
その衝撃で志摩(変態ver)のズボンポケットからポロッと落ちたクズゴミ。
ゴミはゴミとして扱われ、徹夜の手によって正しく処分されたのでした。

「あー!俺の宝物がー!」

「あのさぁ、志摩くん。そういうこと平然としないでよ?次やったら無職に戻すよ?」

「・・・ゴメンナサイでした。つい、出来心で。」



PM8:00

志摩変態verは、ただ単に作者が書きたかっただけ。今回の話とは全く関係ないので一先ず置いておこう。

「送ってくれてありがとう、てっちゃん。あのまましまちゃんが送ってくれるのかなって思ってたから、ちょっとビックリしちゃった。」

「アイツには送りも迎えも二度とやらせないって決めたから。なんか弟が色々とゴメンね?」

こうして長かったリライトとのレッスンは夜の8時で終了。

「でも今日は、てっちゃんもいてくれて嬉しかったよ!」

「ごめんね。いつもあんまり一緒にいられなくて。今回はアズとキィちゃんの二人だけだし、まひるんに任せっぱも悪いから。」

帰りはクロスカルテット本来のプロデューサーである徹夜がアズを自宅へと安全に送り届けたのでした。

「それじゃあアズもお疲れ様。またよろしくね。」

「うん!てっちゃんもお疲れ様でした〜っ!」



PM9:00

そうしてアズの今日の一日はこれで終わり。
晩ご飯食べて、お風呂済まして、宿題をパパッと終わらせたら、あとは寝るだけ。

「おやすみなさい・・・。」

夜9時。
アズ部屋の電気が切れると共に、アズもおやすみの時間へ。
今日も一日、お疲れ様でした。

「・・・Zzz。」



『CRO×QUAR』リクエスト小説を
お読みいただきありがとうございます

アズpr様からいただいたリクエエスト
アズのことが詳しく知りたいとのことでしたので
第二話+第16話をミックスさせた感じにしてみました
志摩変態verは余計だったかもしれませんが
お楽しみいただけたら幸いです

そして次回の人気投票のとき
一緒にリクエスト抽選会も行う予定なので
よければご参加してみて下さいね♪



]  [目次へ]  [
しおりを挟む



BL♂GARDEN♂BL至上主義♂
2015.05start Copyright ちま Rights Reserved.
×