2024/01/17...02:57

グラブルのヒロアカコラボに火をつけられる
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こんにちは、ニワトリです。

あいも変わらずTwitter(現X)に入り浸っていたのですが、仲良くさせてもらってる方が「グラブルをするんだ…主人公の名前を夢主にするんだ…」と仰っているのを拝見して、グランブルーファンタジーなるソーシャルゲームをインストールしました。今ヒロアカコラボをしています。

インストールしたものの、私はパズルゲーム以外のソシャゲにとことんハマらない人間でして、ヒロアカのソシャゲも格ゲーもつまらなくなって早々に辞めた覚えがあり、まあやらんだろ、と思っておりました。



舐めてました。



ヒロアカコラボのストーリーが「ヒロアカキャラがグラブル世界に転移」という、夢小説で1000回は見た逆トリップもので、しかも主人公の行動(キャラが主人公に好感を持つための初手)が、これまた夢小説で100回は見たであろう展開。
いまの性格ではとても正視できない、王道夢小説のようなストーリーでした。

私のような「気持ちのいい善人の主人公で私が夢小説なんて書けるわけないだろ」と斜に構えた話ばかり書いている人間が、ピュアすぎて心が張り裂けてしまう王道夢小説(のようなコラボストーリー)をなぜ読めたかというと、全てはヒロアカキャラの解釈一致が織りなす奇跡でした。そしてフルボイス。

デクの幼き頃から変わらぬヒーローへの愛(オタク気質。可愛い)、爆豪の上昇志向、お茶子の女の子らしい純粋な可愛さ、全て原作で感じていたものがそのまま移植されたような完璧なストーリー。なんというか、「爆豪ってこうだよね」みたいな妥協がない洗練された、捏造のないキャラそのものを感じました。



そんな中で長編王道夢小説(のようなコラボストーリー)を読んでいると、私も何か書きたいと思うようになりまして……。
もともと人の夢小説を読んでいると自分も書きたくなって、読むと書くを反復横跳びしながら執筆する人間なので、頭の片隅で案だけはあった新しい話を書きたいな、と思いました。

しかし。いや、新しい話を書く前に、未完の小説終わらせるのが先だろ。
そう思い至り、脳内の案のメモを書き起こしながら、過去の未完作品に目を通しました。未完作品は複数ありますが、以前感想をいただいていた「擬似喪失」を読み返しました。

正直、初期の頃に書いた話で、ヒロアカの考察が拙い状態で(擬似喪失が2017年11月更新らしいので、その頃に出ていた単行本までの情報しか知らない)、小説を書く上でのルールも知らずに書いたものでしたので、読み返すと恥ずかしくて死ぬだろうなと思ってページを開きました。



……え? 何これすげぇ好き。え? わたし小説書くの上手いな? 爆豪の解釈すごすぎない? この誰も見れるわけでもない自分の心の内の弱さにすら敵意を向けるって、え? 好き。これ私が書いたの? 天才か? 何この文才。どれだけ感性研ぎ澄ませたらこんな文章書けるの?



と、いう感じで、いや私小説うま、と思いました。読み返すうちに、自分が読みやすいように何度も推敲を重ねていたことを思い出し、そりゃ好きに決まってるよと、むしろ最近の私の方が精度落ちてない? と反省するほどでした。

そして、他の話も読みたいと思い、あれやこれや小説から小ネタまでひっくり返したところ、面白すぎてびっくりしました。よくこんなに話のネタを思いつくな? と、自分の発想力にびっくりです。いやもう私の発想だと思えないくらい楽しみました。

続きを読みたいのに、なんでこんなにプロットやら未完作品ばかりなのか……。
と嘆きと悲しみに暮れたので、擬似喪失を一話更新しました。

どんな小説を書いたのか忘れた頃に自分の小説を読み返すと、好みドンピシャで最高の供給を受けられるので最高だと思いました。



爆豪って可愛いけど、やっぱり根本的な気概はめちゃくちゃカッケェよなということを思い出させてくれてありがとうグラブル。

 






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