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私は謎がとけて納得したけど、リツカは逆に何か考えだした。

「どうかした?」
「マモン、一度私とヤろうとした事あったのに…」

何をやろうとしたか、あえて聞きはしなかった。続きが気になった。

「笑ってから、私に抱き締める以上の事をしなくなった。さっきも、だからマモンをわざと誘ってみたのに、やっぱり断った。断るってわかってたからマモンに言ったんだけど…」

わかってたのか、と私は驚いた。という事はリツカはさっき違う、と言ったけど、きっと本当は一人になりたかったのだろう。そういえばここのところずっと誰かが隣にいるのだ。嫌になっても仕方ない。
リツカのそんな想いが少し可哀想になった。もうちょっと遅く来てあげれば良かったとも思った。けれどそれでリツカが狙われたりしたら…。

「アスモ」

私が別の事を思って違う方の腕を洗っていると、リツカが呼んだ。私が顔を上げてみると、リツカは笑顔で私を見ていた。私はあんまりにびっくりして、手からスポンジが滑り落ちた。
そしてすぐにリツカは笑顔を消した。

「何か変わった?」

一瞬、リツカが何を言っているかわからなかった。そしてさっき言っていたマモンの話を思い出した。
マモンはリツカの笑顔を見てから、変わったらしい。リツカはそれを何故か気にしている。

「笑顔はとっても可愛いわよ…でも何も。何を気にしてるの?」
「アスモは女だからかな、マモンは変わった。もう私を女とは見ない、それ以外で好かれるはずもないのに」


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Dog-ear ??
SCHNEEWITTCHEN






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