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一体何の話なのだろうと思っていた私の興味は萎み、ため息を吐いた。リツカを裏切った男なんて、私は微塵の興味も無かった。レヴィも合わせているだけだろう、興味があるとは思えない。でもレヴィが人に合わせるなんて。

「だから、私は本当にこの人が私を殺そうとしたなんて、信じられない。きっと何かある」
「…そうだな」

相槌を打ったレヴィに、私は驚いた。その声は真剣その物だった。そしてリツカはレヴィの方を向いた。

「レヴィは、殺し屋でしょう?」
「ああ」
「誰を殺すかなんて、それはどうだっていいけど。誰なら護る?」
「…」

レヴィは少し口を開けたけど、言うより先にリツカの方を向いた。

「理由がある人だ」
「理由って例えば?」
「…自分がどの規律で生きているかで、それは変わる。今の私の規律は先生だ。彼が護れと言えば、君を護る」
「でもルシファは私を護れとは言っていないでしょ、この家を護れって言っている。ルシファが大切にしているのは私じゃなくて人を殺した貴方達。そうでしょ?」

レヴィはリツカから目を離さず、返事をしなかった。リツカはその間違った解釈を、誰かの口からも言わせたいらしかった。先生はリツカをこんなに護ろうとしているのに。

「その格好では風邪を引く、中に戻るぞ」
「嫌」
「…」
「レヴィの考えを聞かせて」
「私は考えない、戻るぞ」

レヴィは有無を言わせずリツカの腕を掴んで引いた。


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Dog-ear ??
SCHNEEWITTCHEN






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