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こんなに何もせずに食事だけをするのは慣れない。
家事をしてこその食事というのが舞良のルールだったので、何もせずに部屋でのうのうとご飯を食べるのには違和感を感じた。
余裕が出来て、舞良が気になり始めたのは舞良を監禁するに至った時の清子だった。
何故泣いていたのだろう。
あまりの怒りだとしてもあの泣きかたは痛々しかった。
次郎と別れた事が必ずしも響いていないとは思えなかった。
そんなに好きだったのだろうか?
そこだけ思うと、好きで届かない感覚の悲しさは舞良にも共感出来た。
少なからず清子は細くて華奢な脆い女の人なのだ。
権力をかざせば恐ろしいが、失恋した女の人だと思うとどうしても恨めない気がした。
その日窓の外で恋のバイクと愛の車の音はしたが、清子の車が帰ってくる音は夜中までしなかった。
明日はパーティー当日だった。
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CINDERELLA STORY