天弥見聞録 | ナノ


【閃の軌跡U 雑感】50ミラの軌跡。

遅ればせながら、ひとまず終章までは終わってるのでそこまでの感想。のような何か。テレビが死んでる(……)間にちょこちょこ進めてたらゼスティリアより先に終わっちゃった。
今は外伝終えて後日譚やってる。
※軌跡シリーズは閃から入った初心者もイイトコな奴なので、他の作品の事はまだ詳しくは知らないという事を先に書いときます! 見当違いな事書いててもスルーしてください。

▼ラストボス:緋き終焉の魔王 エンド・オブ・ヴァーミリオン戦
クリアタイムはおおよそ38時間、リィンLv132。前作同様そこそこ駆け足で進んでしまったので、サブクエやら何やらは二周目で回収しようと思う。(……後日譚の夢幻回廊が早くやりたかったなんてことh)
緋の玉座に到着してからは戦闘の連続。クロウ&ヴィータ、オルディーネ(騎神戦)、そこでご親切にもセーブとメニュー画面挟んでからのエンド・オブ・ヴァーミリオン三連戦。一番苦戦したのはぶっちゃけると最初のクロウ&ヴィータ戦くらいで、あとはわりとどうにかなった。起動者と魔女コンビつよい(確信)

エンド・オブ・ヴァーミリオンはZ組総力戦。燃えるけど、燃えるんだけど、スタメンだったキャラとそうでないキャラのレベル差がありすぎてw 育ってるキャラを上手く分散させて乗り切ったけど満遍なく戦わせるべきだったね……反省。
最後はオルディーネとヴァリマールが共闘して騎神戦。オルディーネ喋った! 喋ったけど「コチラモ完了ーークロウヨ、乗ルガイイ」しか本編中でオルディーネの台詞がないなんて……もうちょいと喋らせてくれてもよかったのに……ヴァリマールみたいに片仮名→平仮名の変換がないんだね。
色々と見てみたかったし唯一オルディーネ操作出来る機会だ、じっくりやろう〜なんて思ってたけど、数回ターンが回ってきてからふと気付く。
「あっこれ回復手段ない」
…………ここで負けんのはちょっとカッコ悪いので全力で潰しにかかったよ! だけどクラフト全部見られなかったからまた今度トライする。
BGMがBlue Destinationなのは……この後の展開を思うと燃えより切なさが勝つ。ラストは二人の合体技で〆。うんすっごく王道だ。


▼シナリオ
無印の直接の続編。いやあんな終わり方しといて続編なかったらヒドいけど!w
エレボニア帝国の内戦の中で戦い道を探して進んでいくZ組、というのが大筋だからかあまり明るい話ではないし、また続きを匂わすような終わり方するしで(軌跡の定番らしいから別になんとも思わなかったけど)ああ〜確かに賛否分かれるなあこりゃ、というのが第一印象。「楽しかった!」ってクリアした時に言えるようなものじゃない。クロウの事が大きいんだろうけど……。

マキアスに思わず抱きついちゃったリィンとか、ノルドでガイウスが助けに来てくれたりした時とか、アリサと再会した時のイチャコラ()とか、エマを励ますところとか、ユーシスとの一騎打ちとか、好きなイベントはいっぱいある。(敢えてクロウ関連のは除いた。だって全部好きだから)
事前にシナリオがやや微妙な評価をされているのを見ていたからか、そこまで不満には思わなかった。というか細かいところ除外すれば特に大きな不満点はない。続き気になるなあ、って次の軌跡を待機したくなったくらいだし。
ただ一つ言うとしたら、RPGにはありがちかもしれないけどちょっとおつかいが多いかな? という。いや他ゲームでもさんざん通ってきた道だからそれさえもたいしてマイナスには捉えていないかもしれない(曖昧)。

ラスダンで
倒す→相手が本気出す→やばい!→助っ人参上→ここは任せて先に行け!
って展開が三回も続いたのはちょっとアレかもしれないけど、次回以降の作品で全力で渡り合って完全に倒せる(って変な日本語だけど)フラグだと思っておく。マクバーンなんかはどんだけ強くなればいいんだよって話だけどw

クロウが最後死んでしまう事も、オズボーンが生きている事も、そしてそのオズボーンがリィンの実父である事も知っていてプレイしていたけど、いざ自分の目でそのシーンを見ると……(しばらく放心してた)
I”ll remember youが流れる中でもう何考えていいか分からず、とりあえずVITA置いてゲンドウ。
その後の外伝でロイドとリーシャにちょっと癒されたのが唯一の救い。よく知らないキャラではあるけど、零と碧もいずれやろうと思ってるから楽しみになったよ!
リィン&アルティナ戦はその意外な組み合わせに「お? 珍しい?」って思ったけど、ロイドとリーシャが去った後の「羨ましいなと思ってさ」ってリィンの台詞でまた頭抱えるハメになった。
次回作は閃V? 閃3rd? どちらでもいいからリィンが心から笑える日をくださいファルコムさん……。

ちなみにうちのリィンくんはアリサと結ばれました。まさかキスしちゃうとは思わなかったから見ていてちょっと恥ずかしかったけど!w リィアリ可愛い。


▼戦闘
前作と基本は変わらないし、続けてやってたからシステムやら何やらは理解していたしコツも掴めてきてたから、なかなか楽しめた。前はあんまり意識してなかったけど遅延を駆使しまくってずっと俺たちのターンするのも面白い(……)。イージーだからサクサク進んだけど難易度上げたら手応えありそう。って前も書いたか。
新規追加のオーバーライズ。うっかり相手にクリティカルとか回復とかいいボーナスを回しちゃった時にすかさず発動して奪えたから便利でありがたい。最後までしょっちゅう使ってた。


▼BGM
戦闘曲はどれも好み。ここも無印と同じ。というかファルコムゲーの戦闘曲はアツいのが多くて好きです。
通常戦闘は初っ端からクライマックスすぎやしないかと思ったけど、リィンの心境や状況を思うとこれでもいいのかな、って。幻獣戦とか結社戦の曲も燃えさせてくれたのでリピートする日々。乾坤一擲、とかもなかなか。
一番はモチロン”Blue Destination”。三時間リピート繰り返しもイケる。このタイトルはどういう解釈をすればいいんだろう? そのまんま訳すなら蒼の行き先とかそういう感じになるけど、なんかしっくりこない。クロウを追うリィンのテーマだとか、色々見かけるのでサーチの旅に出るしかなさそう。

イベント曲で一番印象強いのは”Remaining Glow”。The Decisive Collusion、Blue Destination、そしてI”ll remember youと共通のフレーズがあるのがもう……もうね……。


▼50ミラ先輩のこと。
ちょっと長いです。Twitterで書いたことももう一度書いてるかもしれないけど。

ツイログを使ってみたら、意外にも初めてクロウの名前を出していたのは去年の5月だった。閃のキャラ一覧をざっと見て「クロウが気になる」なんて書いててちょっと笑ってるよ! その9ヶ月後にはまさかその沼の底だなんて思いもしなかった……これだから先輩は。落っことしてくれたKさん、ありがとうございます。

単なる先輩組の一人でありながら「あれ? なんかちょっと目立ってる?」と次第に思わせ、Z組に編入し、パーティーメンバーになったのも束の間、無印ラストで全部を(二重の意味で)掻っ攫い、立場は変わっても飾らないカッコいい男であり続け、ブレードU仕込んだりフィッシュバーガー振舞ったり頭ぽんぽんしたりして、ああほんとにカッコいいなもうと思わせといて、そして「おかえり」の「え」まで言いかけたところでリィンたちのために道を拓いて逝ってしまった先輩。
語ったらキリがないレベルで久々にキャラに陥落したので歯止めがきいてない。以下はポイントというか観点というか、全部繋げて書くとごっちゃになるからキーワード設定して区切りながら書くよ!


・50ミラコイン
クロウを語る上では欠かせない要素その1。リィンとクロウを繋ぐものでもある。
終章のエンディングムービーで、緑制服のクロウからUリィンへと50ミラコインが飛んで行く演出が切ないけど大好き。50ミラ自体は無印後夜祭で返してるし、その時にリィンが請求した利子も幕間で過去を話す事で精算しているはずだけど、単にクロウの想いやそういったものがリィンへ受け継がれたという演出なのか、それとも。
後日譚のEDでそのコインがリィンの机に置かれているのは知ってる。普通の人からしたらなんでもないただの50ミラコインだけど、リィンからしてみればものすごく特別な50ミラコインなワケで。
今後、あれが支えとなるのか未練となるのか、或いはまた二人を繋いでくれる(そういう意味じゃなくて)鍵となってくれるのか。一時的でもいいからクロウに戻ってきてほしいと思っている身からすれば、一番最後だと嬉しいなぁ……なんて。
「お前、まだそれ持ってたのか」
「当たり前だろう、俺にとってこのコインはーー」
「クク、わーってるよ。うっかり間違えて使っちまわないように気をつけろよ?」
なんてやり取りを見たい。

・蒼の騎神オルディーネ
後日譚でもその行方がわからない、はっきり明言されていない気がするんだけど、本当にクロウともどもあの後どうなっちゃったんだろう。あんなにでかい穴開けられちゃったら修復しようにもかなりの時間を要するだろうし、そもそも修復可能な状態なのか。クロウが降りた後、コアが光っていなかったように見えたけど……完全にシャットダウンという名の停止しちゃった?
解放戦線を作った後、ヴィータに導かれてクロウが出会ったオルディーネ。三年前からずっと一緒に戦ってきてる相棒のようなものだし、オルディーネ相手に思わず本音を零しちゃうクロウとかそういう妄想も楽しい。
「オルディーネ。スカーレットのところへ行ってくれ」
『ヤハリ彼女ガ心配ナノカ、クロウヨ』
「……ああ、そうだな。そうだろうな。あいつもヴァルカンみてーに死んじまったら、って思うとな」
『ナラバ、イザトイウ時ハ助ケーー』
「や、その必要はねぇよ。……本当に”いざ”となったら出て行きゃあいい」
『ナルホド。信ジテイルノダナ』
「……ハハ……聡くなったよなぁ、お前……。否定はしねぇよ」
もっとクロウとオルディーネの会話が見たい。

・ジュライ
何度も思う事なんだけど、前作でもしあの実習でジュライへ行けていたらもう少し違ったのかな、とも思う。幕間で「今、ジュライが平穏である事を」ってクロウは言っているけど、その平穏さをリィンも見られていれば多少は……というかプレイヤーの心境にもちょっとは影響与えてくれたんじゃあないかって。
そういった部分が少し不足気味に感じたのは単に私がクロウ好きすぎるからなのか(……)、閃はキャラが多いから全体的にそうだっただけなのか。いや現時点でも十分っちゃ十分なんだけど、人間は欲深い生き物だから! ね! ジュライがどういう街なのかもっと知りたい。
後の実習でジュライの事を話す時「沿岸地域の経済特区としてなかなか賑わってたぜ」みたいな事を言いながらクロウは笑っていたけど、あの笑顔は……と思うとまた沼に沈む。
せめて次回作とかで行けるようになってほしいな〜オルディスともども。クロウも一緒に行けたら……とは思うけど、それはクロウにとっては酷な事になっちゃうのかな。そんなことないか。

・卒業とクロウの今後
「クロウを連れ戻して、先輩達と一緒に卒業させる」リィンはそうトワ達に誓って、決戦に望んだけど……。思えばそれこそが逆にフラグだったんだなと。トワもクロウに「そのうち絶対にクロウ君を取り戻してみせるから」って言ってたし。クロウの死を知った時、先輩組はどういう反応をしたのか……その描写が欲しかった気も。
分かってんだろ、そんな事は無理だって。夢物語のような事を言って、そう思っているもう引き返せない自分の事を追いかけてくるリィン達。伸ばされた手を走って離す事はしても、振り払う事は出来ていなかった、そんな印象。非情な一面も見せてはいたけど、なんだかんだツメが甘いというか。完全に捨て切れてはいないところにクロウの人間臭さを感じる。

仮にクロウがエンド・オブ・ヴァーミリオンとの戦いで命を落とさずに済んだとしても、扱いが難しいんじゃないかと思ってしまう。いくらオズボーンが生きていたからって、クロウは暗殺未遂をやらかしているワケだし。あの状況じゃ卒業させるために学院に戻るのはどうしても……少なくとも私の弱い頭じゃ手段が思いつかない。逃げるのは出来たかもしれないけど(ヴィータがいるし)それだと卒業が出来なくなっちゃうし。難しい。だから一旦退場させたんじゃないか、なんて考えもしちゃうけど……ああ〜ほんっとにクロウ。どうなっちゃうの。(沈没中)
やっぱり墓らしきものも見当たらないしそれを仄めかすような台詞も見かけないし、クロウはまだ終わっちゃいない、なんて思ったりもね……しちゃうんだけどね……死んでしまった事には間違いないけど。
もし続編で帰ってくるならテイルズオブデスティニー2のジューダスのような感じでお願いします。なんか帰ってきてもずっと留まっているのが想像できない……。モチロンずっと居てくれたら、それに越したことはないんだけど。

・優しさ
「士官学院ともども、ここでぶっ壊させてもらう」「殺す気でかかってきな。でないとーー死ぬ事になるぜ」(台詞うろ覚え
そんな事言ってたくせに、離脱するヴァリマールを追いかけず(Z組やカレイジャスの妨害が入ったとはいえ、その気になればいつでも追えたと思うんだけど)トヴァルにはリィンの居場所をARCUSで連絡し、幕間では悩んでるリィンにフィッシュバーガーを振舞って助言してやり、そろそろヴァリマールの武器をなんとかしろとリィンに言ってやったり、オーロックス砦にはスカーレットの様子を見に来たり。前作で一番印象強いのは、学院祭で生徒会席を「ベンチが埋まってた」なんて言って陣取って、トワが昼食に行けるようにさりげなく気を回していたところ。
器用すぎて、優しすぎたが故に、というイメージもなかなか払拭出来てない。クロウに夢見過ぎかな。だけどガレリアで情報を聞き出されそうになった部下が毒で自害したのは(多分、だけど)クロウがそう指示していたんだろうし、オルキスタワーだって列車砲が空砲じゃなかったらトワは死んでた。(空砲だったのも計画のうち……? だったり?)”スポンサーってヤツ”だったカイエンがどこまで関わっていたのか分からないからなんとも言えないけど、切り替えや割り切りは上手いというか、とにかく複雑なヤツなんだなぁ……って思い返して改めて思う。


『……ったく、世話の焼ける後輩どもだぜ。
 だがまあ、これで何とか本当の意味で前に進めるだろう。
 ーーそんじゃ、またな。
 ”最終幕”に向けて、せいぜい気張るとしようぜ』


この台詞に過度な期待をしちゃいけないとはわかってるけど。わかってるけど!
何はともあれ、クロウ先輩大好きです。彼に幸あれ。


(なんかもう途中から何書いてるかわかんなくて支離滅裂だけど要するに最後が言いたかっただけ。後日譚頑張る)



2015/03/23 22:17

prev / next
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -