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「ひぃっんっあっ、やらぁっ!」

「んっ、嫌じゃ、ねぇだろ」


どれくらいの時間が経ったのだろうか。俺の背中に精液を塗り込んだ玲央は、もはや全身に力の入らない俺の下半身に陣取り、あろうことか舌で穴をねぶり、広げた内部を四本の指で抜き差ししている。
わざとらしく下品な音を立てられ、嫌でも分かるほどにヒクついた穴はそれでも玲央の愛撫に喜び、俺とは違う筋張った指を健気にも締め付けていた。


「やらっ、れおっ、まっ、まらひ、ひくから、あっあ、あっ」


そんな容赦のない快楽に俺などではひとたまりもなく、いくど吐き出した腹の上を濡らす大量の精液がシーツに零れ、身をよじるたびに拡がったそれはあまりにも卑猥だった。
尻の下はもちろん、背中までも白く汚す光景に玲央は隠そうともしない興奮で息を荒くし、潔癖症など嘘ではないかと疑うほど執拗に穴や俺の物を舐めしゃぶった。


「少しは堪えろよ。まだ挿れてもねぇだろ」

「らって、きもひくてっえ、んっ、あっやぁ……っ」


中を弄られる内に自分でも気づいてしまったある一点は、少しでも指が掠ると体が言うことを聞かなくなる。それに当然気づいている玲央は、わざとそこを刺激せず俺をぐずぐずに溶かしていた。
じゅぽっ、なんて音を立てながら指が抜かれ、味わうように穴のふちをなぞった舌が離れる。視界もかすんでもうくたくたな俺の顎を玲央が掴む。


「んぅっ、んっ、あっ……んぁっ、はあっ」


ねっとりと熱い舌が口内に伸びてきた。その舌が先ほどまで自分の穴を執拗に舐めていただとか、もうそんなことすら考えられず、打って変わって優しい動きに感じ入ると、ヒクつく穴に怒張が押し当てられた。まさか、驚いて目を開ければ、こちらを見つめていた獣が笑む。


「れっ――あぁああっ!」


随分と広げられたそこに押し入る巨大な熱。その雄々しさに俺はだらしもなく、達してしまった。




 


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