黒曜石翡翠と灯火野の座談会(2/6)

こちら側が灯火野です。

こちら側が翡翠です。

20XX/XX/XX(X曜日)

さて、歌の解説はそんなにしない方向かな?w

記憶がないのだよ(修羅場だった

落としちゃいけないあんちくしょうがいてな

落としちゃいけないあんちくしょう:
単な位のことである。

まあかなり時間経ってるしな。簡単に意味だけ言っていこう
一句目は大凶を引いた灯火野くんに対するハルキさんの一言「結び玉神に捧げる凶星枝に残して幸を持ちゆく」

ま、そのままなんですよ。

いわゆる、悪いのが出たら結んで帰れと

それだけなのにどうしてこうも風流に詠めるのかねえ。僕には真似できんよ

もちろん利き手じゃないほうでお願いします

えっそうなの

(利き手じゃないほうで結ぶという)困難に打ち勝ったから困難な運命にも勝てるみたいなね

しかも片手で結ぶんだぜ

むりだ…一年凶を背負いかねん…

一年凶を背負いかねん:
利き手じゃない左手は大変不器用な灯火野。

意外とできるよ

まあくじ引きを引いたことが無いわけだからもちろん凶をひいたことも無いわけでドヤァ

今年も大吉だったような

おめれとう

「も」か

ひきちゅうなんだよね

引き厨っすか

くじ運がいい人を指す

一番悪かったのは、末吉か?

くじは所詮くじよ
それに凶とはいえ悪いことばっかりかいてあるわけじゃないみたいだね?

何を引いてもちゃんと中身を見て判断したほうがいいね

ですね
ああ、やっと当時のSkypeの履歴が出てきた

当時のSkypeの履歴:
翡翠が作った短歌を二人で推敲したときの会話が残っていたのでそれを見ながら今回の対談を進めている。

なつかしい

ハルキ先輩は現代風っていう方針を立ててくれた黒曜石さん

だんだん人が増えると大変なのよ

古風なのは、ひすいちゃんだけでは?

原案は「凶星 神に捧げる 形代を 枝に結べば 転じて吉兆」だったそうな

転じて吉兆が気に入らない

同じこと言っております

7字じゃねぇもん

まあね、
あれやこれやと話しているうちに作品の形になりました

原案と比較するの楽しいな

今回の座談会はその方向で

行き当たりばったりwww

笑うなよw

ノープランで開始するのはいつものことですな

ノープランで開始するのはいつものこと:
文藝屋の企画や普段の日常会話でさえ、行き当たりばったりなことが多いこの二人。

さてさて、ハルキ先輩の歌が続きます
「年明けて春に願いし美しさ心に思う小雪か晴れか」

原案は「年空けて 春に願いし 美しさ 小雪か晴れか (心に留めて)」

下の句がもやもやしてたんですね

もうすぐ春が来るよー(希望

暦の上では一月はもう春ですからね。迎春

雪が本格的ですが

こっちは特にね…

こっち:
某北陸県。

ほんとだよ

(-人-)ナムー

都会なら降らないよね

ちらっと降った感じの描写になってるはずなんだが

なので小雪


さて、次の句は「冷々と白雪落つる風景を憎しと思えずただ眺めたら」だね

お、これは原案通りですゾ

珍しいな

いつも文句付けて申し訳ないねえ笑

いつものことさ

と思ったら原案が微妙に違った件

w

原案「冷々と 静かに落つる 白雪を 憎しと思えず ただ眺めたら」

なるほど

2つめが気に入らなかったのね

冷々と落ちてるのがもうすでに静かな雰囲気を醸し出してるからね

せやね

さくっと四句目へ
四句目が出てくるまで話がばーっと進む

陽瑞さん転ぶところ可愛く書いてみた

句だけ探してたら、古いのが出てきた『文字伝え文字を思いて語る人君がおらずに誰に言はんと』

緋穂さん…

懐かしいな

もう3年前か?

本になったのはちょうど三年前の今頃だな
作品としては高校二年の夏に出来上がってたはずだ

1作目は本になってたんだよね

1作目は本になってた:
「本」とは、高校時代発行していた部活誌のこと。

夏じゃない、冬だ

そうそう

付き合いの長い作品だな

うむ、三年か…
これからも大切にしなきゃな

我々と一緒に育っている作品だしな

ま、これからの話もまた最後にしましょうや

思いなど何もなせずにただ在れど無くば成されぬすべての元よ

みっけたー。次行こう

岡田さんが「本を出したい」発言をした後に出てきた陽瑞さんの一言
原案は「思いなど 何もなせずに ただ在れど 無くば成せぬ すべての元よ」

これもほぼ原案通りですな

またまた珍しい

珍しい:
翡翠の歌ってくれる歌の原案は、作品に乗せるための会議を経て大体(灯火野がいちゃもんをつけるせいで)変容する。

思いというのはあるだけでは何も成さないけど、それがなくては何も始まらないという……ストレートな歌ですね

そしてなぜか岡田さんホモ説に不安がっている過去の私

私のせいか

いや、なんか唐突に私が不安がってるw

なぜだ

日付: 12/12/15 時刻: 23:05 送信者: 灯火野
> これ腐女子が読んだら岡田さんホモ説上がりそう?

つーか一年半前かよw

ワロス

ワロス:
なお、この座談会を行ってから編集作業に至るまで約一年かかっている。ワロス。

本…出したいねえ

難しいだろうねぇ

でもやりたいよな

この今様シリーズはちゃんと紙とインクで読みたいよ

そして沢山の人に読んでほしい

せやな

さて、次だが「あかねさす日落ちるあと君のそば温もり感じる月影の下」だな

岡田さん(ノンケ)もきっとそう思ってるよ

まさかの短歌で新年の願い事するっていう

当初難産で、この歌は保留になってたぞ
「君がいる 唯それだけで 暖かい 月の光が 雪を溶かした」
「寒空も 君の隣は あたたかい 季節はずれの 僕は向日葵」
が原案だったけど大幅改造

まさかではないだろう

まあ、初詣で願掛けを宮司さんが読み上げることはないがな

おや、おかしいな
友人から聞いた話だと読まれることもあるって聞いたような

そうなのか?普通は絵馬に書くだけだと思っていたが

絵馬…!(その発想は無かった、という顔)

おい、

絵馬…絵馬ね…うん…

絵馬…絵馬ね…:
繰り返すようだが、灯火野は初詣に行ったことがない。

大丈夫か、おまー

顔を赤くさせるような歌って難しいですよね

しかも実の妹にだからな、それはもう難しいですよ

シスコン

重度の

ひどいw

歌人とこの設定でうまく人間味が出ていると思ってください

兄妹の禁断の愛w

と、想像した翡翠だった。

一方的な愛なので…まあそれ以上は書きませんのでご安心を(ニッコリ)

まあな

次は何だ?ひすいか?

本を出すという漠然とした大きな夢に向かって少しだけ踏み出したことを感じた陽瑞さんの一句
「時を経て四季変わりゆき冬の空君は変われど私変わらじ」

「桜咲き 緑と紅 白くなり、四季は変われど 私か変わらじ」

式をどう表現するのかってのが難しかったな

結局色で四季を表現した後に「四季」って言っちゃうのはNGだろ、ということで四季にまとめてしまったわけだが

その分「君は変われど」が入ったためになんとなく上下の比重が変わって据わりがよくなったと私は思う

難しいよなーヒスイはいつも

難しいよなーヒスイは:
陽瑞さんと緋穂さんの歌を歌い分けなくてはいけない難しさは私には想像もつかない。

古い言葉を上手に使うのとか

よくやってくださって感謝感激

まあ、古典は結構頑張ってたしな

古典は90点

古典は90点:
高校時代の成績の話。

センター?

センター(国語の古典分野)は満点

総合点で君にゃ敵わんよ???

総合点で君にゃ敵わん:
大学入試センター試験国語における総合点の話。翡翠も灯火野も理系であるが、国語も得意。そして灯火野より翡翠の方が得意。

国語は異常だったw

小説30点が痛かった

まあ昔の話はいい

さて、これで4話は終わりだな

ほいほい
次五話ー

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