十月二十一日
 十月二十一日、火曜日。
 今日は、サガさんが通信制高校やサポート校の資料を持ってきてくれた。
「ユキヤくんもいろいろ調べたから知ってはいると思うけど、一応説明しておくね。通信制高校はその名のとおり、あまり学校へ通わず、自分で勉強するスタイルの学校だ。ただ……ユキヤくんは大学進学を目指してるんだよね」
「はい」
「だったら、サポート校に通うことをおすすめするよ。在籍は、通信制高校になるのだけど、普段はサポート校に通うんだ。いわば、塾みたいなものかな。大学進学に向けた指導をやってくれるところもあるしね」
「どこがいいんですかね」
「そうだね……とにかく一度、気になった学校を見学してみるといいよ。資料、あげるから」
「ありがとうございます」
「それから……ユキヤくんは、弱さを抱え込む癖があるから、弱さを受け止めて、その弱さを相手にしっかり見せるといい。誰にだって弱いところはあるんだから、堂々と見せればいい。事前に見せておいたほうが、相手も対応しやすいだろうし」
 サガさんは、ひとりでは抱えきれないくらいの資料を渡してくれた。
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