Room without the music

覚えてないとは言わせない
あの時だけは二人同じ夢を
太陽を迎えに星が眠り
笑い声が夜の音符を紡いだ

離ればなれなんて思わぬサダメ
寂しいよねお互いがお互いを
必要としなくなったなんて
でも僕はそんなに強くない

君といた時間が遠ざかっていく
君専用のマグカップ今も変わらず
窓辺の光浴びている
飛行機雲が流れ星に見えた夕暮れ

君といつまでもいられる道は
あったのだろうか? 振り返っても
そこにあるのは一本の道だけ
君と過ごし君と離れた道

音のない部屋で一人きり
隣の人の咳が聞こえる
夜の静けさを歌に変える力
僕はまだそんなこと出来ない

君といた時間は雪とともに
音無き春の代わりに消えてしまった
「時も音も形のないもの」と言い聞かせ
なんでもない振りはお手の物

君の代わりに朝日が僕を起こす
スイッチ一つ再生不可能な
君との時間が流れ出す

君といた時間が遠ざかっていく
君専用のクッション相も変わらず
柔らかいままそこにある
流れ星ない夜空に願いだけ浮かべる

流れ星ない夜空に願いだけ浮かべる

 

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -