お菓子

「●●ちん、おなかすいたー」

午後3時。おやつの時間かな?

「今日はね、敦のためにクッキー作ったんだよ?」

焼きたてのクッキーを敦の前に置く。

「うわぁ!おいしそー
…おいしいっ!●●ちん、ありがとー」

天使のような笑顔を浮かべてクッキーを頬張る敦。

「あのさー、おれね、おおきくなったらパティシエになりたいの!
そんでね、●●ちんにプレゼントするんだぁー!
楽しみにしててね?」

「うん、楽しみにしてるね。」

「わぁーい!
じゃあ、おれ、がんばっていっぱいおかし作る!

おれがちゃんと作れるようになるまで、●●ちんはおれのせんせいだからね?」

「うん。じゃあ、今度一緒にお菓子作ろっか。」

「うん!」

私の腰に抱きついて頷いた敦はとても可愛くて、お菓子みたいにふにゃっと笑った。

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