お絵かき


「なまえただいま。」

「おかえり。」

「これを見てくれ!」

「なーに?どうしたの?」

「幼稚園で絵をかいたんだ。」

そこには、私と征ちゃんが手をつないでいる絵が描かれていた。

「上手にかけたじゃない!」

よしよし、と頭をなでてあげる。

「っ!?ず、ずがたかいぞ…///」

「そんなこと言って、嬉しそうじゃない?」

「う、うるさい///」

顔を赤くしながらも嬉しそうにする征ちゃん。

「かわいい。」

「なっ!僕よりもなまえの方がかわいいと思うが?」

「ふふ、ありがとう。」

“ぎゅーっ”
私は思いっきり征ちゃんを抱き締めた。

「うわ、な、何をする?!」

とか言ってるくせに、ちゃんと抱き締めてくれてるのも可愛い。

このまま彼を抱き締めて寝るのも悪くないと思った。

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