通話しました!&キャラクターの関係性と生について
2012/08/08 16:03
陰龍は生まれた年に父親を亡くしてる。
だから甘え方なんて分からないし、我慢することが普通だと思ってた。
父親が違う弟が出来て、面倒を見なくちゃいけなくて。
幼いながら王子としてのプレッシャーがあったから、年の割にはびっくりするくらい大人びてる。
でも、その分一人で溜め込んじゃうから、それが爆発するとどうしていいか分かんなくなって、きっと感情に身を任せちゃうんだろうな。
私が思う陰龍って、聞き上手なんです。
自分の事を話すのは苦手だけど、龍凛をずっと守ってきたりしてたから、人の話を聞くのはきっとすごく上手い。
だから相談事とか持ち掛けられるし、陰龍も根はすごく優しいし真面目だから「はいはい、そーですか」って流せない。
一緒に解決策を考えて、しばらくは気をつかって生活しちゃうから他人の重みも背負っちゃう。
そして、その逃げ場が「ランク」なんじゃないかな。
ランクは直接陰龍の「何か」を背負うことはないけど、自然に接して、笑ってるだけで、陰龍の背負ってるものを軽くしていく。
そうやって陰龍とランクはバランスを保っていく。
陰龍はランクの事大好きだけど、多分それ以上に好きなのは龍凛。
信頼しているのも龍凛。
龍凛の前で初めて泣いて、心の内を明かして、初めて心から笑える。
そしたらありがとうって、ぎゅーてしてあげたり。
勿論、ランクにも信頼を寄せてるし、大好きなんだけど。
ランクと龍凛の違いは、陰龍の背負ってる「何か」を降ろせるかどうかだと思ってる。
陰龍をよく知ってる方は勿論龍凛だし、会えなかった空白の時間があっても、再会して陰龍の様子を見ればすぐに何があったか理解できそう。
だから的確にこうすればいいって分かんなくても、感覚的に陰龍の荷物を降ろす事が出来る。
ランクもランクで出来るんだろうけど、多分彼女は陰龍の中に深く入り込む事を怖がってるんだと思う。
やっぱり他人には変わりないし、龍凛みたいに血が繋がってるわけじゃない。
だから、どこからが危険なエリアとかも、実はあんまりはっきりしてないんじゃないかな。
だから、陰龍の安全なエリアをずっと出ないようにその場に留まり続けてる。
陰龍にとっていい、ランクって言う「ぬるま湯」に、陰龍は今までもこれからも、ずっと癒されていくと思うんだ。
彼女の気持ちを全部知る事は私でさえ不可能だけど、私が作り上げてきた彼女の生い立ち、言動、行動、気持ち、生。
全部ひっくるめて考えると、なんかそんな気がしてなりません(笑)
ただ、陰龍がどちらを取るかは本人次第。
これは私が決めることでもないし、ランクや龍凛が決める事でもない。
彼等は確かにこの世に存在しないけれど、でも、彼等は彼等なりに生きている。
だから、私は彼等の細部までこだわって設定しても、心の動きまではあまり支配しない。
ランクや龍凛にこう言われるとこう思って、なんて決められてたら、それこそただ形だけ生きてる人形だもの。
せっかく作られて生まれてきたんだから、せめて私の知らない所では自由にのびのびしててもらいたい。
これは全部のキャラクターに言えることなんだけど。
…って、随分長くなった上に話それましたね^^;
この癖治らないかなぁ…。
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