四軍はたった一試合だというのにバテバテで、吐いている奴までいた。マネージャーのなまえはドリンクを渡し、記録をし、防具などを回収していく。本来はこれは四軍が行う仕事だった。
一軍は仙洞田寿人の周りに集まり、静かに目を瞑り第一声を待っており、なまえを手伝おうなんて者は勿論いなかった。

「なまえ」
「なん?今忙しいんやけど」
「……」

軽くあしらわれてしまった阿含は、更にイライラを募らせ、足元に転がる四軍を蹴飛ばした。
なまえはそれを見ると、阿含を咎めようとしたが、その蹴飛ばされた四軍の選手の顔を見ると、何も言わず周りの四軍の選手のマッサージに入る。



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