阿含がー試合場所に着くと、そこには得点二十六対七の数字。勿論リードしているのは神龍寺の方だったが、なかなか上手く動いていないようだった。
ギロリと凄い目つきで神龍寺選手達を睨む。
なまえが阿含に駆け寄る。

「クッソ使えねえカスばっかだな」
「はいはい。阿含ようきたな早う着替えて出てこい」

早口で彼女が捲し立てると阿含は黙って防具を着て、フィールドに入って行った。阿含がフィールドに入ったことにより、周りの士気は上がった。
しかし、実力が伴っていない。
ラインが弱く、殆ど雲水と阿含、紙の盾で戦っているような状況だった。

なんとか二十点以上差をつけることができたが、阿含の怒りは収まらなかった。本来戦う筈だった一軍のメンバーも殺気立っている。

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